<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2019年4月19日

市況
2019年4月19日 17時04分

今週の日経平均終値は22200円56銭、前週末比330円00銭高でした。

米中の景況改善や株高に後押しされて今週の日経平均はついに2万2000円のカベを破ってまいりました。日足、週足の長期の移動平均線である200日線や52週線を超えて長期トレンドの回復も示唆。相場的にはじわりとした景気回復を買う局面に入っているといえそうです。ただ、指数でこうした長期線超えを果たしているのは日経平均だけで、トピックスも2部指数もジャスダック平均もまだこれらから遠い位置にあります。日経平均と先物だけに偏った上昇で、内容を問われればまだ万全とは言えない状況といえるでしょう。日経平均(225銘柄)以外の残された千数百銘柄の底上げがこれからは欠かせません。そのためには市場にもっと資金が流入(出来高増)してくる必要があります。1-3月決算発表の始まった米国では当初想定ほど悪い数字ではなくむしろ底堅い内容です。さらに4-6月にはじわりと回復を見込む流れとなっており、ダウ平均などが最高値を奪取するための地合いが整いつつあります。こうした流れが続くうちは日経平均も安定的な基調を維持することになるでしょう。来週も2万2000円台を固める動きとなりそうです。(ストック・データバンク 編集部)

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