今週の「妙味株」一本釣り! ─ わらべ日洋

注目
2019年4月21日 9時00分

●わらべ日洋 <2918>  【目標株価】2400円(19日終値1906円)

「20年2月期営業益予想64%増、生産性向上で利益回復を図る」

わらべや日洋ホールディングス <2918> は、中食大手でセブン―イレブン向けが収益の柱。20年2月期通期の連結業績は、売上高2195億円(前期比1.8%増)、営業利益25億円(同63.8%増)が予想されている。

セブン―イレブンが売り上げ拡大につながる取り組みを継続しており、これに伴って同社の売上高も増加する見通し。利益面では人件費の増加や物流コストの上昇が懸念されるものの、国内既存事業の生産性向上で利益回復を図る考えだ。具体的には、2月から米飯定番商品(おにぎりや一部弁当類)の出荷価格を改定したほか、セブンプレミアムなど新規カテゴリーの生産設備導入を検討。工場稼働率を上げるための統廃合も進め、20年1月には入間工場(埼玉県)を閉鎖する計画となっている。また、海外事業の拡大にも注力し、調理済食品の製造・販売を手掛けるグループの米Prime DeliやWARABEYA USAの売り上げ増を見込んでいる。

株価は1700~2000円のボックス圏での動きとなっているが、足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが実現。週足では5週移動平均線と13週移動平均線、26週移動平均線が接近しており、テクニカル妙味が増している。

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