明日注目すべき【好決算】銘柄 大日本住友、NSW、福井コン (19日大引け後 発表分)
19日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
大日本住友 <4506> ★前期最終を39%上方修正
◆19年3月期の連結最終利益を従来予想の350億円→486億円に38.9%上方修正。減益率が34.5%減→9.1%減に縮小する見通しとなった。事業計画や開発計画の見直しで費用が想定を下回ったことが寄与。円安による為替差益の発生に加え、税金負担が減少したことも利益を押し上げた。
神田通機 <1992> [JQ] ★前期最終を一転85%増益に上方修正、配当も10円増額
◆19年3月期の連結最終利益を従来予想の1億円→2.8億円に2.8倍上方修正。従来の33.8%減益予想から一転して85.4%増益見通しとなった。照明制御事業の不調で売上高は計画を下回ったものの、設備投資費用などの計上が次期にずれたことに加え、繰延税金資産の計上に伴い、税金負担が減少したことが最終利益を押し上げた。
業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の50円→60円(前の期は50円)に増額修正した。
セントラル総 <3238> [東証2] ★前期経常を一転37%増益に上方修正
◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の7億円→10.3億円に47.1%上方修正。従来の7.0%減益予想から一転して36.8%増益見通しとなった。分譲マンションの販売が好調だったことに加え、経費抑制が進んだことも上振れに貢献した。
パスコ <9232> ★前期経常を一転43%増益に上方修正
◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の13億円→27億円に2.1倍上方修正。従来の31.2%減益予想から一転して42.9%増益見通しとなった。固定資産税評価業務や上下水道・林地の台帳整備業務、防災・減災関連業務の受注が好調だったことが寄与。国内公共部門の業務効率化による採算改善なども上振れに貢献した。
NSW <9739> ★前期経常最高益予想を13%上乗せ、配当も5円増額
◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の30.2億円→34億円に12.6%上方修正。増益率が1.5%増→14.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。企業のIT投資拡大を背景に、システム構築を中心するITソリューション事業の受注が好調だったことが寄与。
業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の25円→30円(前の期は25円)に増額修正した。
福井コン <9790> ★前期経常最高益予想を11%上乗せ、配当も5円増額
◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の37.4億円→41.4億円に10.9%上方修正。増益率が0.2%増→11.2%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。IT導入補助金制度が追い風となるなか、20年省エネ基準義務化を前に建築CADソフトの販売が増加した。また、国土交通省が推進するi-Construction関連商品の投入などで測量土木CADも伸びた。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の35円→40円(前の期は32円)に増額修正した。
株探ニュース