電気興が続伸、国内有力証券は新規「A」でカバレッジ開始
電気興業<6706>が続伸。岩井コスモ証券は19日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は4600円とした。同社は大手アンテナ製造、工事会社。第5世代移動通信システム(5G)は日本でも今年のラグビーワールドカップに合わせてプレサービスが始まり、東京オリンピックが開催される来年から本格的な商用サービスが始まる。特に今月10日には通信キャリア4社に5G用電波が割り当てられた。4社合計の通信設備投資はこれまで1兆円前後だったが、今後数年は6割程度増えるとみている。このなか、同証券では同社には90年代前半に通信方式がアナログからデジタルに移行したときに匹敵する業績インパクトもあり得るとみている。19年3月期の連結営業利益は会社予想と同水準の16億円(前の期比5%増)だが、20年3月期の同利益は今期予想比32%増の21億1000万円に拡大すると見込んでいる。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)