本日注目すべき【好決算】銘柄 理経、日清オイリオ、セック (22日大引け後 発表分)

注目
2019年4月23日 7時01分

22日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

理経 <8226> [東証2]  ★前期経常を68%上方修正、未定だった配当は2期ぶり復配

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の9000万円→1億5100万円に67.8%上方修正。システムソリューション部門で大学官公庁向けシステムが好調だったうえ、子会社エアロパートナーズの防衛省向け修理契約が増加したことも収益を押し上げた。

業績上振れに伴い、従来未定としていた期末一括配当を3円実施し、2期ぶりに復配する方針とした。

日清オイリオ <2602>   ★前期経常最高益予想を20%上乗せ

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の114億円→137億円に20.2%上方修正。増益率が22.9%増→47.7%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。海外販売の低迷で売上高は計画を下回ったものの、高付加価値品の販売拡大や適正価格での販売などが寄与し、採算が大きく改善した。

セック <3741>   ★前期経常を11%上方修正、配当も5円増額

◆19年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の8億円→8.8億円に11.1%上方修正。増益率が16.8%増→29.8%増に拡大する見通しとなった。前期業績の上方修正は1月に続き、2回目。官公庁案件や防衛分野の開発が堅調だったほか、非接触ICを含めたモバイル決済関連や車両自動走行、ロボットの開発案件が増加し、売上高が計画を上回ったことが利益を押し上げた。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の43円→48円(前の期は46円)に増額修正した。

CEHD <4320>   ★上期経常を一転30%増益に上方修正

◆19年9月期上期(18年10月-19年3月)の連結経常利益を従来予想の2.2億円→4.6億円に2.1倍上方修正。従来の38.2%減益予想から一転して29.5%増益見通しとなった。電子カルテシステムなど主力の医療情報システムの販売が想定より伸びたことが寄与。外注費を中心としたコストの計上が下期以降に後ずれしたことも上振れに大きく貢献した。

三共生興 <8018>   ★前期経常を34%上方修正、配当も5円増額

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の18億円→24.1億円に33.9%上方修正。減益率が32.0%減→9.0%減に縮小する見通しとなった。利益重視の構造改革を背景とする経費削減の進展や海外での収益力強化などで、採算が想定より上向いた。

併せて、自社ブランド「DAKS」創業125周年記念配当を実施する形で、期末一括配当を従来計画の15円→20円(前の期は15円)に大幅増額修正した。

グランディ <8999>   ★前期経常を13期ぶり最高益に上方修正、配当も2円増額

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の30億円→32.8億円に9.3%上方修正。増益率が7.3%増→17.3%増に拡大し、13期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。子会社の販売棟数が伸び悩み売上高は計画未達だったものの、原価低減を進めたほか、販管費が想定を下回ったことなどが利益を押し上げた。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の16円→18円(前の期は16円)に増額修正した。

よみランド <9671>   ★前期経常を一転38%増益に上方修正

◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の24.7億円→35.3億円に43.2%上方修正。従来の3.8%減益予想から一転して37.7%増益見通しとなった。遊園地部門で冬季イルミネーションイベントや猛暑だった夏場のプールの入場者数が想定より伸びたことが寄与。公営競技部門で川崎競馬場、船橋競馬場ともに勝馬投票券の購入額に連動する賃貸料が増加したことも上振れに貢献した。

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