話題株ピックアップ【夕刊】(3):ニトリHD、西松屋チェ、ヘリオス

注目
2019年4月23日 15時16分

■ニトリホールディングス <9843>  13,360円  -180 円 (-1.3%)  本日終値

ニトリホールディングス<9843>が反落。SMBC日興証券が22日付で投資評価「1」を継続しつつ、目標株価を1万8000円から1万6000円へ引き下げたことが嫌気されている。同証券では、20年2月期の第1四半期は在庫評価の為替影響で営業減益を見込む。ただ、14年4月の消費増税時同様、増税前後での需要変化に合わせた商品強化が奏功すれば、国内シェア拡大が加速する可能性もあると予想。第1四半期で営業減益を見込むが、その後最悪期終了となり、株価が上向く可能性を考えているという。

■西松屋チェーン <7545>  875円  -6 円 (-0.7%)  本日終値

西松屋チェーン<7545>が反落。22日の取引終了後に発表した4月度(3月21日~4月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比8.2%減と12カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気されている。育児・服飾雑貨の売り上げは堅調だったものの、前年と比較して気温が低かった影響で、夏物衣料の売れ行きが低調だった。なお、新店及びインターネット販売を合計した全社売上高は同4.3%減だった。

■ヘリオス <4593>  1,995円  -8 円 (-0.4%)  本日終値

ヘリオス<4593>がしっかり。22日の取引終了後、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を対象とした体性幹細胞再生医薬品HLCM051の治験(ONE-BRIDGE試験)について、被験者組み入れが開始されたと発表しており、これが好材料視されている。同治験は、肺炎を原因疾患とするARDS患者に対してHLCM051の有効性及び安全性を検討するのが狙い。組み入れ症例数は30例を予定している。なお、同件による19年12月期業績への影響は、今後開示すべき事項が発生した場合に発表するとしている。

■ナガオカ <6239>  878円  +150 円 (+20.6%) ストップ高   本日終値

ナガオカ<6239>がストップ高。同社は石油プラントの部材や内部装置を手掛けるが、22日取引終了後、北米でスクリーン・インターナル(石油などプラント内部装置)の大口受注を獲得したことを発表、受注金額は日本円にして11億400万円。2020年6月期に製造する予定としている。これを受けて来期業績への寄与を期待した買いを呼び込む形となった。

■CEホールディングス <4320>  957円  +127 円 (+15.3%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

CEホールディングス <4320> が続急伸。22日大引け後、19年9月期上期(18年10月-19年3月)の連結経常利益を従来予想の2.2億円→4.6億円に2.1倍上方修正。従来の38.2%減益予想から一転して29.5%増益見通しとなったことが買い材料視された。電子カルテシステムなど主力の医療情報システムの販売が想定より伸びたことが寄与。外注費を中心としたコストの計上が下期以降に後ずれしたことも上振れに大きく貢献した。

■ネクストウェア <4814>  280円  +26 円 (+10.2%)  本日終値

ネクストウェア<4814>が急騰し一時、前日比60円(23.6%高)の314円に買われた。午前10時ごろ、米リアルネットワークス社(ワシントン州)と代理店契約を締結したと発表しており、これを好感した買いが入っている。今回の代理店契約締結は、リアルネットワークスの顔認識システム「SAFR」を使って、ネクストウェア子会社のOSK日本歌劇団のイベント会場にチケットを用いない顔パス入場やOSKグッズの購入をキャッシュレスで購入できるようにするのが狙い。また今後は、IR(統合型リゾート)やライブエンターテインメントへの展開など、グループ外のさまざまなサービスにも拡張するとしている。

■理経 <8226>  251円  +22 円 (+9.6%)  本日終値

理経 <8226> [東証2]が急反発。22日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の9000万円→1億5100万円に67.8%上方修正したことが買い材料視された。システムソリューション部門で大学官公庁向けシステムが好調だったうえ、子会社エアロパートナーズの防衛省向け修理契約が増加したことも収益を押し上げた。業績上振れに伴い、従来未定としていた期末一括配当を3円実施し、2期ぶりに復配する方針としたことも支援材料となった。

■岡本硝子 <7746>  289円  +25 円 (+9.5%)  本日終値

岡本硝子<7746>が大幅高で5連騰、10%を超える上昇で2017年12月以来の300円台乗せを視界に入れた。売買代金も高水準でジャスダック市場全銘柄のなかで第2位に入るなど、時価総額60億円台の小型株としては異色の活況商いが続いている。「個人投資家の短期資金が日計りで何度も売り買いを繰り返しているような状況」(国内中堅証券)で材料株素地を開花させている。特殊加工硝子メーカーで、プロジェクター用反射鏡では国内トップシェアを有する。太陽電池パネル向けに金属粉を混ぜたガラス基板を開発し出荷しており、同ガラス基板は次世代通信規格の5G対応スマートフォンの内部に使う基板・配線向けに応用が利く。5G普及局面では同社収益への貢献が期待される。

■ブリッジ <7039>  2,857円  +156 円 (+5.8%)  本日終値

ブリッジインターナショナル<7039>が急反発。22日の取引終了後、マレーシアでITサービスを展開するTKインターナショナル社とインサイドセールス(非対面の営業活動)事業で業務提携すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の提携は、アジア市場でインサイドセールス活動を支援してほしいというニーズが強まっていることを受けて、英語、現地語を話せる人材を確保することなどが狙い。提携により、クアラルンプールに拠点を構え、アジアをターゲットとする企業向けにインサイドセールス活動を行うサービスを展開するとしている。

■グランディハウス <8999>  448円  +23 円 (+5.4%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

グランディハウス <8999> が6日ぶりに反発。22日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の30億円→32.8億円に9.3%上方修正。増益率が7.3%増→17.3%増に拡大し、13期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。子会社の販売棟数が伸び悩み売上高は計画未達だったものの、原価低減を進めたほか、販管費が想定を下回ったことなどが利益を押し上げた。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の16円→18円(前の期は16円)に増額修正したことも支援材料となった。

●ストップ高銘柄

タツミ <7268>  379円  +80 円 (+26.8%) ストップ高   本日終値

ソケッツ <3634>  1,137円  +150 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値

ETFSガソ <1691>  3,490円  0 円 (0.0%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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