明日の株式相場見通し=10連休意識し手控え持続、日経平均は小幅なレンジで推移
あす(24日)の東京株式市場は、今週末27日からの10連休が意識されるなか、売り買いともに積極的な投資姿勢で臨みにくい状態が想定される。更に、あすの取引終了後から3月期決算企業の決算と業績見通しの発表が本格化することも買い手控えにつながりそうだ。日経平均は小幅なレンジでの推移となりそうだ。
市場関係者からは「きょうの東京株式市場で、日経平均は朝方続伸してスタートした。ただ、午前9時過ぎから外国為替市場で、10連休を控えた国内輸出企業がドル売り・円買いに動いたことから急激に円高・ドル安が進行し、輸出関連の主力銘柄に売りが出て、日経平均は一時前日比マイナス圏に沈んだ。しかし、午前10時ころからは、ジリジリと円相場が円安・ドル高方向に反転したこともあり、日経平均は再びプラス圏に浮上して引けた」との見方が出ていた。
23日の東京株式市場は、前日の米国株市場が軟調だったこともあり、前場は利益確定の動きに日経平均はマイナス圏で推移したが、後場に入って買い直され結局プラス圏で着地している。日経平均株価終値は、前日比41円84銭高の2万2259円74銭と3日続伸した。
日程面では、日銀金融政策決定会合(25日まで)、3月の企業向けサービス価格指数に注目。海外では、独4月のIfo景況感指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)