為替市場今日のポイント:ドル・円は111円台で推移か、米雇用統計発表を待つ状況

市況
2019年5月3日 8時59分

2日のドル・円相場は、東京市場では111円35銭から111円67銭まで上昇。欧米市場でドルは111円57銭から111円37銭まで下落し、111円50銭で取引を終えた。

本日3日のドル・円は111円台で推移か。日本時間夜に4月米雇用統計の発表を控えていること、中国本土市場は本日まで休場となることから、アジア市場におけるドル・円などの為替取引は動意薄の状態が続くとみられる。

2日のニューヨーク市場では、長期金利の上昇などを嫌って米国株式は下落。債券市場では、年内利下げの可能性が低下していることや4月米雇用統計は良好な内容になるとの思惑が浮上したことから、債券利回りは全般的に上昇した。市場関係者の間では、「スティーブン・ムーア氏が連邦準備制度理事会(FRB)理事に指名されることを辞退したことも長期金利上昇の一因」との声が聞かれた。

トランプ大統領はFRBに利下げを要求しているが、財源確保によって国内インフラ整備に向けた2兆ドル規模の支出が実現できれば、米国経済の先行きに対する不安は和らぐとみられる。トランプ大統領はそれでも利下げ要求を取り下げないかもしれないが、その場合、米長期金利は一段と上昇するとの見方が多いようだ。長期金利の上昇を受けてドルは主要通貨に対して上昇する可能性があるが、長期金利の上昇は株高を抑制するケースもあり得る。

《MK》

提供:フィスコ

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