話題株ピックアップ【夕刊】(2):ソニー、HOYA、マクセルHD

注目
2019年5月7日 15時17分

■コネクシオ <9422>  1,485円  +108 円 (+7.8%)  本日終値

26日に決算を発表。「前期経常は2%増で7期連続最高益、今期業績は非開示」が好感された。

コネクシオ <9422> が4月26日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期の経常利益(非連結)は前の期比2.4%増の105億円になり7期連続で過去最高益を更新した。8期連続増益となった。なお、20年3月期の業績見通しについては配当(60円)以外は開示しなかった。

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■マクセルHD <6810>  1,820円  +129 円 (+7.6%)  本日終値

26日に発表した「6.6%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の6.6%にあたる350万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は7月1日から20年3月31日まで。

■トランス・コスモス <9715>  2,600円  +174 円 (+7.2%)  本日終値

26日に決算を発表。「前期経常は3倍増益で着地・1-3月期(4Q)経常は黒字浮上、今期業績は非開示」が好感された。

トランス・コスモス <9715> が4月26日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比3.0倍の53.9億円に急拡大し、9期連続増収となった。なお、20年3月期の業績見通しは開示しなかった。

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■日本精機 <7287>  1,975円  +131 円 (+7.1%)  本日終値

日本精機<7287>が大幅高で3日続伸。午前11時ごろ、集計中の19年3月期連結業績について、売上高が2510億円から2632億円(前の期比横ばい)へ、営業利益が118億円から142億円(同0.6%増)へ、純利益が88億円から115億円(同3.6%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。自動車及び汎用計器事業の売り上げが計画を上回ったことが要因としている。

■東京都競馬 <9672>  3,460円  +210 円 (+6.5%)  本日終値

東京都競馬<9672>が続急伸。4月26日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算が、売上高49億8900万円(前年同期比7.0%増)、営業利益12億1200万円(同17.7%増)、最終利益7億7600万円(同3.9%増)と2ケタ営業増益となったことが好感された。公営競技事業でインターネット投票システム(SPAT4)が引き続き順調に推移していることが業績拡大を牽引した。なお、19年12月期通期業績予想は、売上高236億2600万円(前期比3.8%増)、営業利益56億800万円(同15.5%減)、最終利益34億1100万円(同24.5%減)の従来見通しを据え置いている。

■中電工 <1941>  2,402円  +131 円 (+5.8%)  本日終値

26日に決算を発表。「今期経常は15%増益へ」が好感された。

中電工 <1941> が4月26日大引け後(16:30)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比24.0%減の89.2億円になったが、20年3月期は前期比15.5%増の103億円に伸びる見通しとなった。8期連続増収になる。

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■HOYA <7741>  8,127円  +312 円 (+4.0%)  本日終値

HOYA<7741>は後場プラスに転じ実質上場来高値を更新。午後1時30分ごろに自社株買いを実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。上限を860万株(発行済み株数の2.26%)、または600億円としており、取得期間は5月8日から10月28日まで。取得後は株主還元を目的に消却する予定としている。同時に発表した19年3月期連結決算は、売上高5658億1000万円(前期比5.6%増)、純利益1221億300万円(同22.7%増)だった。ヘルスケア関連製品でメガネレンズ、コンタクトレンズがともに伸長したほか、メディカル関連製品で医療用内視鏡、白内障用眼内レンズが増加。また、エレクトロニクス関連製品では半導体用マスクブランクス、液晶用フォトマスクなどが伸長した。なお、20年3月期業績予想は未開示としている。

■ソニー <6758>  5,408円  +196 円 (+3.8%)  本日終値

ソニー<6758>が大幅反発、年初来高値を更新した。26日に発表された19年3月期の売上高は8兆6656億8700万円(前の期比1.4%増)、営業利益は8942億3500万円(同21.7%増)だったが、市場予想の8兆5000億円、8700億円を上回って着地した。また、20年3月期の連結業績予想は、売上高は8兆8000億円(前期比1.5%増)、営業利益は8100億円(同9.4%減)との見通しが示された。ただ、SMBC日興証券では26日、今期の営業利益に関して「株式市場の実質コンセンサスは7000~7500億円程度まで低下していたことを勘案すれば実質増収増益計画はポジティブな印象」と前向きに評価している。

■ココカラファイン <3098>  4,585円  +165 円 (+3.7%)  本日終値

ココカラファイン<3098>が大幅反発。4月26日の取引終了後、マツモトキヨシホールディングス<3088>と資本・業務提携に向けた検討及び協議を開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。両社は単純合計でドラッグストア及び調剤薬局を3000店舗展開することから、医薬品などの仕入れや物流、プライベートブランド(PB)商品の開発で協力し、更なる発展を目指すのが狙い。今後は、具体的な内容や条件を協議し、19年度上期中の合意及び最終契約の締結を図るとしている。

■日本電子 <6951>  2,313円  +68 円 (+3.0%)  本日終値

日本電子 <6951> が3日続伸し、年初来高値を更新した。4月26日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の55億円→74億円に34.5%上方修正。増益率が26.1%増→69.6%増に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。想定以上の円安進行による採算改善や為替差損益の好転などが利益を押し上げた。

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