伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (5月21日記)
日経平均株価は、本日の寄り付き値が下放れる公算です。
この下放れは、昨日までの反発が下降途中の一時的な反発で、昨日の高値が反発調整の終点になっている可能性を示す動きです。
弱気の見方が正しければ、本日は、寄り付き値が下放れた後、寄り付き後、あまり上昇せず、すぐに下降を開始して、5月14日の安値2万0751円を試す動きになると考えられます。
本日は、弱気継続なら、下げ幅が大きくなりやすい日です。
言い換えると、本日、価格が上昇するなら、5月14日の安値2万0751円が強い支持になっていて、しばし上値を試す動きを継続するという見方が有力になります。
本日、寄り付き後の展開次第で、6月中旬頃までの動き方が見えてきます。
【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。
株探ニュース