注目銘柄ダイジェスト(前場):レオパレス21、国際帝石、GMOペパボなど

市況
2019年5月24日 12時28分

レオパレス21<8848>:370円(+35円)

急伸。前日の引け後に明らかになった大量保有報告書において、共同保有者として新たに南青山不動産が加わったこともあり、レノグループの保有割合は前回提出時の14.13%から16.18%にまで上昇している。14日に初めて明らかになった6.24%の保有から、着実に株式買い増しが進んでおり、引き続き需給妙味の高まり、経営改革への圧力の高まりなどが意識される形になっている。

Jパワー<9513>:2376円(+18円)

続伸。大和証券では投資判断を「3」から「1」に2段階格上げ、目標株価も2730円から3280円に引き上げている。今年度の経常減益見込みなどが懸念材料とされているが、竹原新1号機の稼働効果などが期待できる来年度業績が視野に入れば、払拭が期待できるとしている。また、石炭火力への依存度が高いことは今後も懸念されるが、一定の影響は既に織り込まれていると指摘。

スズキ<7269>:5267円(+155円)

大幅反発。前日も後場は急速に下げ渋る展開となっていた。前日に開票が始まったインド総選挙において、与党のインド人民党の勝利が確実となっており、モディ首相は勝利宣言を行っている。事前には与党の苦戦も想定されていたため、今回の結果を受けてインド関連銘柄には政策変更などのリスクが低下、買い安心感が強まる展開になっている。自動車購入支援策の実施なども目先は期待される形に。

国際帝石<1605>:902.3円(-46.5円)

大幅続落。同社のほか、JXTG<5020>や出光興産<5019>など大手石油元売りの下げも目立っている。NY原油相場が5.7%安と大幅下落、約2カ月半ぶりの水準に低下していることが嫌気されている。米EIAが発表した原油在庫は市場の想定に反して大幅に増加、需給関係の悪化が警戒される形になっている。米中通商摩擦の激化、英国の合意なきEU離脱の可能性など、原油需要に対する先行き懸念なども強まる格好に。

コスモスイニシア<8844>:506円(+6円)

大幅に反発。28万株(1.60億円)を上限に自社株を取得すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は0.82%で、取得期間は6月24日-7月7日。譲渡制限付株式報酬制度の導入に伴い、割当対象者へ交付する自社株を確保するための措置。株価は4月8日に直近高値(593円)を付けてから軟調に推移しており、節目の500円が下値のめどになるとの見方も買いを支えているようだ。

共同PR<2436>:1654円(+9円)

大幅に続伸。情報マッチングプラットフォームを運営するネタもと(東京都港区)と資本業務提携契約を締結したと発表している。異なる顧客企業やサービスの補完でシナジー効果を狙う。同社株50株(議決権保有割合約2.18%)を株式譲渡で取得する。また、ネタもとの顧客に対してコンサルティングサービスを提供するほか、マッチングサービスの改良やサービスの相互販売を行う。

GMOペパボ<3633>:3950円(+225円)

大幅に反発。全国商工会連合会と包括連携協定を締結したと発表している。ホームページ作成サービスの特別プランを全国の商工会の会員事業者に提供するほか、ネットショップ開業・作成サービスでのネットショップ運営の提案、金融支援サービスなどでの資金繰りの課題解決に向けた支援の提案を行う。協定締結に伴う顧客増加が利益向上につながるとの期待から、買いが入っている。

《ST》

提供:フィスコ

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