東京為替:ドル・円は上げ渋り、米中対立にらみ根強い円買い

通貨
2019年5月24日 12時33分

24日午前の東京市場でドル・円は上げ渋り。前日の大幅安から修正し109円後半に回復したが、米中摩擦の行方に不透明感が続き根強い円買いがドルの上値を押さえた。ドル・円は朝方の取引で、前日海外市場での大幅安の流れを受け109円40銭台に軟化した後、大幅安の修正で一時109円70銭台に切り返した。日本株は軟調地合いだが、欧米株式先物のプラス圏推移を手がかりに、ドルは買い戻された。

ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いだが、日本株は下げ幅縮小が見込まれリスクオフの円買いは弱まる見通し。また、欧米株高観測や米10年債利回りの下げ渋りを受け、ドル買い・円売り方向に振れやすい。ただし、米中貿易摩擦の行方に不透明感が続き、円買いは根強くドルの戻りを抑えるだろう。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円48銭から109円75銭、ユーロ・円は122円42銭から122円69銭、ユーロ・ドルは1.1174ドルから1.1185ドルで推移した。

【要人発言】

・中国商務省

「国内経済は下方向の圧力に直面」

「貿易環境は一段と不透明感が増し、課題に直面している」

【経済指標】

・日・4月全国消費者物価指数(生鮮品除く):+0.9%(前年比予想:+0.9%、3月:+0.8%)

・NZ・4月貿易収支:+4.33億NZドル(予想:+4.5億NZドル、3月:+8.24億NZドル←+9.22億NZドル)

《FA》

提供:フィスコ

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