東京株式(大引け)=33円安、朝安後下げ渋り値上がり銘柄数は値下がり上回る

市況
2019年5月24日 15時50分

24日の東京株式市場は前日の米株急落を受け日経平均が続落した。ただ、朝方に大きく売りが先行したものの、その後は漸次戻り歩調。大引けはマイナス圏ながらこの日の高値で着地、TOPIXはプラスだった。

大引けの日経平均株価は前営業日比33円92銭安の2万1117円22銭と続落。東証1部の売買高概算は12億4671万株、売買代金概算は2兆1284億9000万円。値上がり銘柄数は1180、対して値下がり銘柄数は867、変わらずは94銘柄だった。

きょうの東京市場は、朝方は見送りムード一色。米中貿易摩擦問題が長期化することへの懸念から、前日の米国株市場ではNYダウが一時450ドル近い下落と波乱展開となり、このリスク回避の流れが波及した。為替が1ドル=109円台半ばまで円高方向に振れたことも嫌気されハイテクセクターが売られたほか、原油市況の急落を受け資源関連や石油関連株が大きく値を下げ、全体地合い悪を助長した。しかし、寄り後早々に売りが一巡し、その後は漸次下値を切り上げる展開となった。トランプ米大統領が、ファーウェイを巡り、中国との通商交渉での合意を条件に取引に応じる可能性を示唆する発言をしたことが伝わり、投資家の不安心理が後退した。後場は日銀のETF買いの思惑や、中国株などが底堅い動きをみせたこともプラスに作用した。値上がり銘柄数は値下がりを上回り、TOPIXは小幅高で引けた。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、任天堂<7974>も上昇した。KDDI<9433>がしっかり、楽天<4755>、ディー・エヌ・エー<2432>も買い人気を集めた。レオパレス21<8848>が商いを膨らませ値上がり率トップに買われ、日本通信<9424>も大幅高。千趣会<8165>が値を飛ばし、KLab<3656>も活況高となった。日本マイクロニクス<6871>が高く、アルヒ<7198>、東京機械製作所<6335>、テクマトリックス<3762>なども値を上げた。

半面、ファーストリテイリング<9983>が軟調、東京エレクトロン<8035>、日本電産<6594>も売りに押された。資生堂<4911>も値を下げた。enish<3667>が急落、エムアップ<3661>、ダブル・スコープ<6619>も大幅安。コスモエネルギーホールディングス<5021>、国際石油開発帝石<1605>などが水準を切り下げたほか、ペプチドリーム<4587>も下落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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