外為サマリー:1ドル109円20銭台に軟化、トランプ発言を受けリスク回避の動き

通貨
2019年5月31日 10時17分

31日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=109円26銭前後と前日午後5時時点に比べ50銭弱のドル安・円高となっている。

30日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=109円62銭前後と前日に比べてほぼ横ばいで取引を終えた。この日発表された米1~3月期国内総生産(GDP)改定値は前期比年率3.1%増と速報値(3.2%増)から下方修正されたが、市場予想とは同水準であったことで反応は限定的だった。

東京市場に移ってからは朝方こそNY市場の流れを引き継ぐかたちで推移していたものの、午前8時30分頃からドル売り・円買いが活発化。「トランプ米大統領が30日、メキシコの不法移民流入対策が不十分だとして6月10日から同国から輸入される全製品5%の追徴関税を課すと表明した」ことが伝えられ、リスク回避的な動きが広がっているようだ。時間外取引ではNYダウ先物が軟調地合いとなっているほか、米10年債の利回りは2.18%台に低下。これが影響し、ドル円相場は午前9時20分過ぎに109円20銭近辺まで軟化する場面があった。

ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1132ドル前後と同横ばい圏。対円では1ユーロ=121円61銭前後と同50銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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