東京為替:ドル・円は弱含み、米中貿易戦争の激化を懸念

通貨
2019年5月31日 12時45分

31日午前の東京市場でドル・円は弱含み。米中貿易戦争の激化を懸念した円買いが進み、ドルは一時109円10銭台まで軟化した。ドル・円は109円60銭付近で寄り付いた後、日本株安で円買いが先行しドルは下落基調に。また、トランプ米大統領のメキシコへの課税や中国政府によるレアアース禁輸への思惑で米中摩擦の対立を警戒した円買いも加わった。

ドルは一時109円12銭まで軟化した後、下げ渋る展開。ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、目先の株安継続を警戒した円買いに振れやすい。ただ、上海総合指数はプラス圏を維持しており、円買いを弱めたもよう。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円12銭から109円62銭、ユーロ・円は121円52銭から122円02銭、ユーロ・ドルは1.1128ドルから1.1140ドルした。

【要人発言】

・トランプ米大統領

「6月10日以降、メキシコからの輸入品に5%の関税。不法移民の流入が止まるまで実施」

・中国政府

「必要であれば対米レアアースの輸出規制を計画」

【経済指標】

・日・4月有効求人倍率:1.63倍(予想:1.63倍、3月:1.63倍)

・日・4月失業率:2.4%(予想:2.4%、3月:2.5%)

・日・5月東京都区部消費者物価コア指数:前年比+1.1%(予想:+1.2%、4月:+1.3%)

・日・4月鉱工業生産速報値:前月比+0.6%(予想:+0.2%、3月:-0.6%)

・中・5月製造業PMI:49.4(予想:49.9、4月:50.1)

・中・5月非製造業PMI:54.3(予想:54.3、4月:54.3)

《MK》

提供:フィスコ

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