欧州為替:ドル・円は失速、イタリア首相の記者会見に思惑

通貨
2019年6月3日 18時17分

欧州市場でドル・円は失速し、足元は108円20銭台でのもみ合い。報道によると、イタリアのコンテ首相は日本時間4日未明に「重要な」記者会見を開くことを明らかにした。同国の予算編成などをめぐり連立政権内部で対立が表面化。首相が何らかの対応策を講じるとの思惑からユーロ・ドルが上昇し、ドルを下押しした。

なお、17時半に発表された英国の5月製造業PMIは予想を下振れ、景気判断の節目となる50も下回った。それを受け、ポンドはドルや円に対して弱含んでいる。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円17銭から108円30銭、ユーロ・円は120円87銭から121円09銭、ユーロ・ドルは1.1166ドルから1.1183ドルで推移した。

《FA》

提供:フィスコ

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