明日の株式相場見通し=買い手掛かり材料乏しく見送り、円高警戒で日経平均は弱含み推移

市況
2019年6月4日 17時14分

あす(5日)の東京株式市場は、買い手掛かり材料の乏しいなか売り買いともに見送り姿勢が継続し、日経平均は弱含みの推移となりそうだ。

市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、前日までの4日続落で日経平均が合計849円と短期間に大幅安していたことから、その反動による自律反発期待もあって前日比プラス圏でのスタートとなった。ただ、外国為替市場で、1ドル=107円台後半へと円高・ドル安が進行したことなどが嫌気され、買いが続かず日経平均はマイナス圏で推移する時間帯が多くなった。今期の主要輸出企業の想定為替レートの平均的な水準は1ドル=108円台とされており、これを超える円高水準となったことで企業業績の下方修正懸念がくすぶりはじめている。今後、米経済指標で不調が伝えられ利下げ観測が強まれば、更なる円高進行となる可能性もある」との見方が出ていた。

4日の東京株式市場は、朝方はやや買い優勢で日経平均が高く始まったものの、その後は買いが続かずマイナス圏に値を消した。後場は再び下げ渋り前日終値を上回る場面もあったものの、結局大引けはわずかにマイナスだった。日経平均株価終値は、前日比2円34銭安の2万408円54銭と小幅ながら5日続落となった。

日程面では、3日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米5月のADP雇用統計、米5月のISM非製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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