6日の株式相場見通し=貿易摩擦にらみで神経質な展開、前日大幅高の反動も

市況
2019年6月6日 8時32分

6日の東京株式市場は、きのうの日経平均の6日ぶり大幅反発の反動も予想され、軟調な推移となりそうだ。米中貿易摩擦の長期化に加え、米のメキシコに対する追加関税発動が濃厚となるなど、世界経済後退への懸念が拡大するなかで神経質な展開となりそうだ。6日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=108円20銭台での推移となっている。

5日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比207.39ドル高の2万5539.57ドルと3日続伸した。この日発表された米5月ADP雇用統計は予想を下回ったが、市場には米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待が強まり、全般相場は買い先行となった。公益や生活必需品などディフェンシブセクターが堅調で、プロクター&ギャンブルやウォルマート、ビザが高い。アップルやアマゾン・ドット・コム、フェイスブックなど主力IT関連株もしっかり。決算が好調だったセールスフォース・ドットコムやキャンベル・スープが買われた。半面、原油価格の下落でエクソン・モービルが安く、ファーウェイとの取引停止で売上高見通しを引き下げたスカイワークス・ソリューションズが値を下げるなど半導体株が軟調だった。ナスダック総合株価指数は、同48.358ポイント高の7575.475と続伸した。

日程面では、政府の規制改革推進会議に注目。海外では、欧州中央銀行(ECB)定例理事会(ドラギ総裁会見)、米4月の貿易収支が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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