明日の株式相場見通し=5月の米雇用統計前に買い手控え、買い意欲低下は深刻

市況
2019年6月6日 17時17分

あす(7日)の東京株式市場は、米国を巡る中国やメキシコとの貿易摩擦への警戒感が強まるなか、5月の米雇用統計の発表を前に買い手控え姿勢が強まりそうだ。きょうの東京株式市場は、日経平均が前日比プラス圏で推移する時間帯が多かったものの、買い意欲の低下は深刻と言わざるを得ない状況だ。

市場関係者からは「きょうの東証1部市場は、日経平均では終値で小幅安という印象だが、値下がり銘柄数は1400と全体の6割を超え、値下がり銘柄数の649を大きく上回った。株価指数先物主導の買いで、寄与度の高いファーストリテイリング<9983>とソフトバンクグループ<9984>の2銘柄で日経平均を98円分押し上げており、1兆8427億円という極めて少ない売買代金も含めて、投資家の買い意欲が大きく後退していることを表している」との見方が出ていた。

6日の東京株式市場は、売り買いとも手控えムードのなか日経平均は狭いレンジでの展開に終始した。朝安後に切り返し、前日終値を上回る水準で推移したが、引け際に売りが出てわずかながらマイナス圏で着地した。日経平均株価終値は、前日比2円06銭安の2万774円04銭と小反落した。

日程面では、4月の景気動向指数・家計調査・毎月勤労統計調査(速報値)に注目。海外では、米5月の雇用統計、メイ英首相が保守党党首を辞任が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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