明日の株式相場見通し=中国経済指標にらみ神経質な推移、日経平均はもちあい展開
あす(14日)の東京株式市場は、取引時間中に発表される中国の主要経済指標の内容を横目でにらみながらの神経質な推移が予想され、日経平均はもちあい展開となりそうだ。国内には手掛かり材料が見当たらないことから、海外株式相場や外国為替市場の変動に左右される地合いが続きそうだ。
市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、拘束した容疑者を中国本土に引き渡せるようにする逃亡犯条例の改正を巡りデモ隊と警察が衝突するなどの混乱で、香港株式市場でハンセン指数が下落したことを嫌気して、日経平均が下げ幅を広げる展開となった。しかし、後場に入ると、ハンセン指数が下落幅を縮小し、上海総合指数も前日比でプラス圏に浮上したことから、日経平均も下げ幅を縮小した。ただ、東証1部の売買代金2兆円割れは、きょうで6営業日連続と、投資意欲は低迷状態にある」との見方が出ていた。
13日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比97円72銭安の2万1032円00銭と続落した。終値で25日移動平均線(2万1039円02銭)を割り込んだ。
日程面では、メジャーSQ(特別清算指数)算出に注目。海外では、中国5月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資、米5月の小売売上高・鉱工業生産・設備稼働率が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
最終更新日:2019年06月13日 17時48分