今日の為替市場ポイント:リスク選好的なドル買いは引き続き抑制も

通貨
2019年6月17日 8時26分

14日のドル・円相場は、東京市場では108円40銭から108円16銭まで反落。欧米市場でドルは108円17銭から108円59銭まで反発し、108円55銭で取引を終えた。

本日17日のドル・円は108円台で推移か。中東地域における地政学的リスクは除去されていないこと、米長期金利の伸び悩みを意識して、リスク選好的なドル買い・円売りは引き続き抑制される可能性がある。

米連邦準備制度理事会(FRB)は今週18-19日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、金融政策を決定する。政策金利(FFレートの誘導目標水準)は現行の2.25%-2.50%に据え置きとなる見込み。金利据え置き予想について、市場関係者の間では、「FOMCメンバーは2%目標付近でのインフレ率推移が、最も可能性が高いと判断している」、「政策金利の適正水準を判断することについて時間的な余裕がある」、「貿易・通商分野における米中協議の進展を見極める必要がある」などの理由が挙げられているようだ。

一部の市場関係者は「FOMCは今回公表する声明から金利に関する忍耐強い姿勢を継続との文言を削除し、7月利下げの可能性が高いことを市場に伝達するのではないか?」と予想している。ただし、金利調整について「忍耐強い姿勢を維持する」ことが今回も表明された場合、7月利下げの可能性はほぼ消滅し、リスク選好的なドル買いが広がる可能性があるとの見方が多いようだ。

《CS》

提供:フィスコ

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