今日の為替市場ポイント:欧米長期金利低下でドル上げ渋りも

通貨
2019年6月19日 8時30分

18日のドル・円相場は、東京市場では108円60銭から108円22銭まで反落。欧米市場でドルは一時108円06銭まで売られたが、108円68銭まで反発し、108円45銭で取引を終えた。

本日19日のドル・円は108円台で推移か。米中首脳会談開催への期待は広がっているものの、欧米長期金利の低下を意識して、リスク選好的なドル買いが広がる可能性は低いとみられる。

18日のニューヨーク市場では、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が、「物価の伸びが低迷し、目標を達成できない状況が続いた場合、ECBは利下げや資産買い入れなどの金融緩和を再度行う」との見方を示したことを受けて米国債利回りは全般的に低下した。米商務省が18日発表した5月住宅着工件数は市場予想を上回ったことや、今月28-29日に開かれる20カ国・地域(G20)サミット会合で米中首脳会談が行なわれることを受けて、債券利回りの下げ幅は縮小したが、7月利下げを想定して10年債利回りは一時2.015%近辺まで低下した。

18日の米国株式は大幅高となったが、米長期金利は伸び悩んでいる。G20サミット会合における米中首脳会談への期待は大きいものの、ある市場関係者は「1回の会合で問題の全てが解決される保証はない」と指摘しており、通商問題を巡る米中協議は7月以降も継続する可能性がありそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.