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<マ-ケット日報> 2019年7月3日

市況
2019年7月3日 17時11分

3日の市場は日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比116円安の2万1638円だった。前日の米国株は上昇したものの、円高進行が嫌気されて寄り付きから売りが先行した。米中貿易戦争一時休戦の材料もほぼ消化し買い材料が見当たらない状態。中国上海株も値下がりするなど取引時間中は良いところなく、小口の利食い売りに押されるだけの1日となってしまった。

昨日の米国市場はECBの金融緩和路線継承を期待してダウ平均が3日続伸。過去最高値をつけた昨年10月3日以来の高値で取引を終えた。EU(欧州連合)は次期ECB総裁に金融緩和路線を支持しているラガルドIMF専務理事を指名。米中や日本など世界的な主要国・地域が揃って緩和路線を維持することで金融相場を期待する資金が流入した。S&P500種は連日の最高値更新。ナスダック指数は5連騰でこちらも最高値に接近する状況だ。

さて、東京市場は賑わう米国市場とは反対に円高が重しとなる冴えない展開に。おとといの日銀短観で判明した国内企業の想定為替レートが1ドル=109円35銭となっていたことから、足元の円高はやはり売り材料となるのだろう。欧米の金融緩和路線は利下げ余地のない円にとってつらいところ。しばらく為替市場に関しては耐える時間帯が続きそうだ。日経平均はそんな中でもとりあえず下値2万1500円のフシを守る動き。今週はここをキープするかがポイントとなるだろう。(ストック・データバンク 編集部)

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