本日注目すべき【好決算】銘柄 アスクル、イメージワン、TSIHD (3日大引け後 発表分)

注目
2019年7月4日 7時01分

3日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

アスクル <2678>   ★今期経常は95%増益、2円増配へ

◆19年5月期の連結経常利益は前の期比12.1%増の44.1億円に伸びて着地。続く20年5月期も前期比94.7%増の86億円に拡大する見通しとなった。今期は配送無料となる注文金額の引き上げで個人向けネット通販サイト「ロハコ」の単価が上昇するうえ、物流コストの低減なども寄与し、採算が大きく改善する。

併せて、今期の年間配当は前期比2円増の38円に増配する方針とした。

イーサポート <2493> [JQ]  ★上期経常を2.8倍上方修正

◆19年11月期上期(18年12月-19年5月)の連結経常利益を従来予想の5900万円→1億6400万円に2.8倍上方修正。増益率が2.4倍→6.6倍に拡大する見通しとなった。クラウド化対応のシステム投資や事務所開設の費用発生が下期に後ずれしたことが寄与。人件費などのコスト削減が進んだことも利益を押し上げた。

イメージワン <2667> [JQ]  ★今期最終を一転黒字に上方修正・24期ぶり最高益更新へ

◆19年9月期の最終損益(非連結)を従来予想の2億1500万円の赤字→4億3700万円の黒字(前期は800万円の黒字)に上方修正し、一気に24期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。関連会社のメガソーラー開発1号が三重県にある未着工太陽光発電所を売却したことに伴い、特別利益が発生することが最終利益を押し上げる。

TSIHD <3608>   ★3-5月期(1Q)経常は47%増益・上期計画を超過

◆20年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比47.4%増の21.8億円に拡大して着地。店舗との連動やスマホアプリ経由の売上拡大に注力し、EC事業の収益が拡大したことが寄与。販管費の削減に加え、値引き販売の抑制など利益率向上に取り組んだことも大幅増益に貢献した。

上期計画の1億円を大幅に上回っており、業績上振れが期待される。

アクトコール <6064> [東証M]  ★上期経常を2.2倍上方修正・7期ぶり最高益更新へ

◆19年11月期上期(18年12月-19年5月)の連結経常損益を従来予想の1億6000万円の黒字→3億5900万円の黒字(前年同期は3800万円の赤字)に2.2倍上方修正し、7期ぶりに上期の最高益を更新する見通しとなった。住生活関連総合アウトソーシング事業で緊急駆けつけサービスの会員数やコールセンターサービスの受託件数が伸びたことが寄与。決済ソリューション事業と不動産総合ソリューション事業の伸長に加え、原価や販管費が想定を下回ったことも上振れに貢献した。

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