話題株ピックアップ【夕刊】(3):Nuts、クルーズ、システムサポ
■Nuts <7612> 116円 +13 円 (+12.6%) 本日終値
Nuts<7612>が急騰。16日の取引終了後、慶応義塾大学医学部元准教授・森山雅美氏が代表取締役を務めるアジュバント・R&D(東京都大田区)と、免疫活性化物質であるアジュバントを用いた予防医療に関する共同事業契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。アジュバント社は、アジュバントの生体利用によりQOL(クオリティー・オブ・ライフ)を向上させることを目的に設立した会社。今回の締結した共同事業契約では、アジュバント社の化粧品、健康食品、化学物質、添加物などの開発製造をもとに、Nutsが販売計画の策定や市場開拓を通じ、販売元が日本国内及び中国などで販売することに対して支援し、アジュバント社は研究成果を具体化することで、Nutsに対する支援を行うとしている。なお、販売元は現在協議中で、業績に与える影響については精査中としている。
■クルーズ <2138> 1,312円 +76 円 (+6.2%) 本日終値
クルーズ<2138>が6日ぶりに反発。午前11時ごろ、100%子会社CROOZSHOPLISTが運営するファストファッション通販サイト「SHOPLIST.com by CROOZ」で、米ボディグラム社が提供する高精度身体採寸テクノロジー「bodygram」(ボディグラム)をiOSアプリに導入したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回導入した「bodygram」は、4つの情報入力と2枚の全身写真だけで手間なく採寸することが可能な技術。「SHOPLIST」では、そのデータをもとにユーザーごとに最適なサイズをレコメンド表示することや、自分のサイズと商品のサイズを画面上で比較できるバーチャル試着などを提供するとしている。なお、「bodygram」のサービス導入は今回のSHOPLISTが世界初となるという。
■システムサポート <4396> 1,715円 +68 円 (+4.1%) 本日終値
システムサポート<4396>は続伸。東証マザーズに上場している同社は16日の取引終了後、東京証券取引所から8月5日に東証1部または同2部へ市場変更する承認を受けたと発表した。同時に株式売り出しも発表。株式売り出しによる需給悪化は懸念されるものの、東証1部へ市場変更が決まった場合、TOPIXの組み込み需要が期待できることが評価されている様子だ。大株主の上岸弘和氏などが合計57万6900株を売り出す。同時に上限8万6000株のオーバーアロットメントによる売り出しも実施する。売出価格は7月24日から29日までのいずれかの日に決定する。東証の所属部は、売出価格の決定以降に決まる予定だ。
■シャノン <3976> 1,451円 +45 円 (+3.2%) 本日終値
シャノン<3976>が高い。16日の取引終了後、日本郵政<6178>子会社のJPメディアダイレクトとサービスの共同開発及び販促やマーケティング活動を共同で実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。JPメディアダイレクトが開発したDMの印刷・発送プラットフォーム「DM Connect」と、シャノンの「SHANON MARKETING PLATFORM」を連携させた「SHANON MARKETING PLATFORM DM Connect Plus.」について、サービス開発や販促などのマーケティング活動を共同で実施するという。なお、19年10月期業績への影響は軽微としている。
■ギフト <9279> 4,930円 +120 円 (+2.5%) 本日終値
ギフト<9279>が続伸。16日の取引終了後、北関東を中心にラーメン店9店舗を展開するラーメン天華(栃木県那須町)と、自家製麺や宇都宮餃子などを供給するケイアイケイフーズ(栃木県那須塩原市)の株式を取得し子会社化すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。両社の子会社化は、北関東での事業基盤を強化するとともに、新たなラーメン業態の展開を模索するのが狙い。取得価額は非開示。なお、19年10月期業績への影響は現在精査中としている。
■ODKソリューションズ <3839> 530円 +8 円 (+1.5%) 本日終値
ODKソリューションズ<3839>は商い薄ながら着実な買いが入り上値指向を継続、きょうで5日続伸と強さをみせている。独立系のシステム開発会社で大学入試関連を中心とするビジネスプラットフォーム提供を主力としている。機密性の高いデータの大量処理で高い実績を持ち、RPAなど人工知能(AI)を絡めた業務支援サービスに経営資源を注いでいる。また、ここにきて中小病院向けなど市場開拓が進む電子カルテ導入支援ビジネスも軌道に乗り、中期的な成長期待が高まっている。18年3月期営業利益は前の期比で2.3倍、19年3月期も前の期比56%増と急拡大した。20年3月期は減益が予想されているが、21年3月期以降は再び利益成長路線に復帰する公算が大きい。
■インターアクション <7725> 1,669円 +20 円 (+1.2%) 本日終値
インターアクション<7725>が続伸。16日の取引終了後、取引先から大口受注を獲得したと発表しており、これを好感した買いが入った。受注金額は2億4000万円で、20年5月期第2四半期に計上を予定しているという。なお、20年5月期業績予想には織り込み済みとしている。
■GSIクレオス <8101> 1,301円 +9 円 (+0.7%) 本日終値
GSIクレオス<8101>が反発。16日の取引終了後、深遠商事(横浜市中区)に出資し、プラスチック再生事業に参入したと発表しており、これが好材料視された。深遠商事は、マレーシア子会社のプラスチック加工工場を活用し、リサイクル材(プラスチック工場から排出されるロス材料など)を用いた、再生プラスチック樹脂原料・コンパウンドの製造・販売を行う会社。GSIクレオスは、深遠商事との連携を深め、家電・事務機器業界などに向けて循環型リサイクルを提案するとしている。なお、GSIクレオスでは、プラスチック再生事業における初年度(19年度)の売上高目標を10億円に設定している。
■ザインエレクトロニクス <6769> 891円 +2 円 (+0.2%) 本日終値
ザインエレクトロニクス<6769>が反発。16日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、売上高が19億9200万円から20億9700万円(前年同期比37.7%増)へ、営業損益が2億1800万円の赤字から9400万円の赤字(前年同期1600万円の黒字)へ、最終損益が2億1200万円の赤字から1億2300万円の赤字(同1500万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。前期末にM&Aを行い抜本的に強化したAIOT事業(AI/IoTやモバイル通信を含むシステム・ソリューション提供事業)が順調に推移し売上高が計画を上回ったことに加えて、コスト削減を進めたことが寄与した。
■SIG <4386> 685円 +1 円 (+0.2%) 本日終値
SIG<4386>が続伸。16日の取引終了後、従来、期末一括12円を予定していた20年3月期の配当予想について、中間配当を実施し中間・期末各6円にすると発表し、あわせて中間配当で記念配当5円を実施するとしたことが好感された。6月5日付でジャスダックから東証2部へ市場変更したのを記念して記念配当を実施する。なお、年間配当は17円(前期17円)となる予定だ。
●ストップ高銘柄
サンオータス <7623> 387円 +80 円 (+26.1%) ストップ高 本日終値
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース