今日の為替市場ポイント:7月0.50ポイントの利下げ観測でドル買い抑制も

通貨
2019年7月19日 8時45分

18日のドル・円相場は、東京市場では108円00銭から107円62銭まで下落。欧米市場でドルは108円02銭まで買われた後に107円21銭まで反落し、107円30銭で取引を終えた。

本日19日のドル・円は107円台で推移する見込み。7月に0.5ポイントの米利下げ観測が広がっており、リスク選好的なドル買いは引き続き抑制される可能性がある。

ウィリアムズ米NY連銀総裁は18日、「災難が具体化するのを待つよりも先駆けて措置を取ることが最善」、「政策当局はよりすみやかに経済に予防的な措置をとる必要がある」などの見解を伝えており、市場関係者の間では「7月30-31日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50ポイントの利下げが決定される」との思惑が広がっている。18日の米国債券市場では、0.50ポイントの利下げを想定して2年債と10年債の利回り格差はやや拡大した。

市場関係者の間からは「7月に0.50ポイントの利下げを実施した場合、年末までに米政策金利は1.50%(1.25%-1.50%)まで低下する」との声も聞かれている。ただし、インフレ鈍化、雇用情勢の悪化、個人消費の低迷などを示唆するデータは現時点で揃っていないため、来週発表の米主要経済指標が予想以上に改善した場合、0.50ポイントの利下げ観測は後退し、リスク選好的なドル買いが強まる可能性は残されている。

《CS》

提供:フィスコ

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