話題株ピックアップ【夕刊】(2):Gunosy、コーテクHD、国際石開帝石

注目
2019年7月23日 15時14分

■技研製作所 <6289>  3,225円  +60 円 (+1.9%)  本日終値

技研製作所<6289>が反発。22日の取引終了後、「インプラント工法」のグローバル展開を加速するため、カナダのカールソン・コンストラクション・グループ社と協働契約を締結したと発表しており、これが好感された。カールソン・グループはブリティッシュコロンビア州バンクーバーに本社を置く、同州を代表する総合建設グループ。両グループは今後、案件形成のために協働で積極的な提案活動を行い、カナダ市場での「インプラント工法」の普及拡大を図るとしている。

■Gunosy <6047>  1,731円  +32 円 (+1.9%)  本日終値

Gunosy<6047>が4日ぶりに反発。22日の取引終了後、D2C(東京都中央区)と協業し、NTTドコモ<9437>が提供するデータを活用したアドネットワーク「GRID Platform for docomo Ads」の提供を開始したと発表しており、これが好材料視された。「GRID Platform for docomo Ads」はドコモが保有する、顧客の同意を得て取得した個人情報を含まない性別・年代などの会員情報データを活用したアドネットワークで、Gunosy Ads(グノシー、ニュースパスなど)やGunosy Network Adsでの配信が可能となる。取得したデータをGRID DMPに蓄積し、個人を特定しない形で分析結果を活用することで、ユーザに適切な広告配信を行うことが可能になるとしている。

■コーテクHD <3635>  2,061円  +36 円 (+1.8%)  本日終値

コーエーテクモホールディングス<3635>が3日続伸。同社は22日取引終了後に、20年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は9億5600万円(前年同期比58.3%減)となり、上半期計画40億円に対する進捗率は23.9%にとどまった。ただ、上半期予想及び通期予想は従来計画で据え置いており、これが安心感につながったようだ。売上高は72億2800万円(同10.9%減)で着地した。主力タイトルの発売を第2四半期以降に予定するなか、前年同期が大幅な増収増益だった反動が出たかたち。また、販売費及び一般管理費が増加したことが利益面に影響した。

■国際石油開発帝石 <1605>  963円  +13.5 円 (+1.4%)  本日終値

国際石油開発帝石<1605>など資源開発関連やJXTGホールディングス<5020>など石油関連株に買い優勢の展開となった。ここ世界景気の減速懸念などを背景に下落基調にあった原油市況も足もと切り返しに転じている。前日のWTI原油先物価格は59セント高の1バレル=56ドル22セントと続伸、これを背景に前日の米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株が買われた。この地合いを引き継ぐ形で東京市場でも原油市況と連動性の高い銘柄に投資資金が向かった。

■日本オラクル <4716>  9,020円  +90 円 (+1.0%)  本日終値

日本オラクル<4716>はしっかり。この日、同社がメンバーとして参加する、過疎地域の次世代交通・エネルギー問題に取り組む「ISOU PROJECT」における地域通貨の流通及び管理プラットフォーム基盤として「Oracle Blockchain Platform」が採用されたと発表しており、これが好感された。同プロジェクトは、日本国内の地方での少子高齢化・過疎化による交通インフラの衰退と、エネルギーコストの増加による地域経済の低迷などの課題に対して、電気自動車(EV)や再生エネルギー、ブロックチェーン技術を用いた次世代交通およびエネルギープラットフォームを構築することで、新たな移送手段・地域活性化・エコ社会の実現を目指すプロジェクト。8月には北海道檜山郡厚沢部町で実証実験の実施を予定しており、これに同社も参加するとしている。

■ニプロ <8086>  1,222円  +10 円 (+0.8%)  本日終値

ニプロ<8086>が反発。22日の取引終了後、バングラデシュの医療機器製造販売会社JMIシリンジズ&メディカル・デバイセズ(以下JSMD社)の実施した第三者割当増資を引き受け、子会社化したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。JSMD社は、経済成長著しいバングラデシュ市場におけるシリンジ、輸液セット、IVカテーテルなどのディスポーザブル医療機器製造販売において高いシェアを有しており、ニプロが資本参加することで市場シェアをさらに強固にするのが狙い。また、輸出奨励インセンティブの得られる他国への輸出と併せて事業の拡大が期待できると判断したという。なお、20年3月期業績への影響は軽微としている。

■三浦工業 <6005>  3,045円  +15 円 (+0.5%)  本日終値

三浦工業<6005>が3日続伸。きょう付の日本経済新聞朝刊で「飲食店などに向けた業務用の燃料電池事業を本格展開する」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、発電の中核装置に業界初となる金属部品を採用した製品を10月に投入するという。5年後に年間1000台の販売を目指すとしていることから、業績への貢献が期待されている。

■西松屋チェーン <7545>  849円  +3 円 (+0.4%)  本日終値

西松屋チェーン<7545>は小動き。22日の取引終了後に発表した7月度(6月21日~7月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高は前年同月比2.8%減と3カ月ぶりに前年実績を下回ったが、市場の反応は限定的のようだ。育児・服飾雑貨の売り上げは堅調だったものの、気温が低かったためタンクトップや水着、水遊び用品など夏物商品の売り上げが伸び悩んだ。なお、全店売上高は同0.8%増だった。

■アカツキ <3932>  7,220円  +10 円 (+0.1%)  本日終値

アカツキ<3932>が反発。22日の取引終了後、欅坂46・日向坂46の公式音楽アプリ「UNI’S ON AIR(ユニゾンエアー)」の事前登録者数が、21日時点で15万人を突破したと発表しており、これを好感した買いが入った。同アプリは、欅坂46や日向坂46の人気楽曲をライブ映像で多数収録し、ライブの興奮や圧倒的なパフォーマンスをリズムゲームで体験することができる音楽アプリで、18日に事前登録を開始した。なお、サービス開始予定など詳細は今後発表される予定となっている。

■東宝 <9602>  4,245円  -90 円 (-2.1%)  本日終値

東宝<9602>が続落。22日、新海誠監督の新作で7月19日に公開したアニメ映画「天気の子」の公開3日間の興行収入が約16億4000万円に達したと発表した。同じ新海誠監督の作品で16年に大ヒットした「君の名は。」の公開後3日間の興行収入を約28%上回ったことになるが、想定内の数字だけに失望感から売られたようだ。

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