話題株ピックアップ【夕刊】(1):ZOZO、MARUWA、M&Aキャピ

注目
2019年7月31日 15時26分

■セゾン情報システムズ <9640>  2,074円  +244 円 (+13.3%)  本日終値

セゾン情報システムズ <9640> [JQ]が続急騰。30日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比48.1%増の7.5億円に拡大して着地したことが買い材料視された。データ連携プラットフォームを中心としたパッケージソフトのライセンス販売が大幅に増加したうえ、クラウド型の定額サービスやサポートサービスも伸びたことが収益を押し上げた。上期計画の9.5億円に対する進捗率は79.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■MARUWA <5344>  6,790円  +790 円 (+13.2%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

MARUWA<5344>は急伸して一時、前日比890円(14.8%)高の6890円に買われ、年初来高値を更新した。30日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高103億8200万円(前年同期比11.3%増)、営業利益22億3300万円(同8.9%増)、純利益15億1500万円(同0.4%増)と営業増益となり、上期計画に対する営業利益の進捗率が65%と高い水準となったことが好感された。車載の電装化や生産設備の自動化・省人化、AI・IoTなど、次世代の成長市場に向けた高付加価値品の需要が総じて底堅く推移し、セラミック部品事業が好調に推移した。また、照明機器事業も省エネ性が高く環境に配慮した機器への交換需要などが堅調に推移し業績を押し上げた。なお、20年3月期通期業績予想は売上高380億円(前期比7.8%減)、営業利益78億円(同18.4%減)、純利益53億円(同21.7%減)の従来見通しを据え置いている。

■M&Aキャピ <6080>  7,360円  +840 円 (+12.9%)  本日終値  東証1部 上昇率3位

M&Aキャピタルパートナーズ <6080> が急反発。30日大引け後に発表した19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の連結経常利益が前年同期比72.5%増の47.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。豊富な在庫を背景に単体のM&A成約件数が伸びたうえ、大型案件の増加も寄与し、55.7%の大幅増収を達成した。通期計画の51.8億円に対する進捗率は91.0%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ZOZO <3092>  2,063円  +205 円 (+11.0%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

ZOZO <3092> が続急騰。30日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比30.0%増の76.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。衣料通販サイト「ZOZOTOWN」の商品取扱高が前年同期比11.7%増加し、手数料収入が伸びたことが寄与。採寸用「ZOZOSUIT」の配布数減少に伴う広告宣伝費率や運搬費率の低下に加え、人件費の抑制も大幅増益に貢献した。

■セプテニHD <4293>  383円  +36 円 (+10.4%)  本日終値

セプテーニ・ホールディングス<4293>が商いを伴い急反騰。株価は一時14.4%高で397円に買われた。同社はネット広告代理店事業を展開している。30日取引終了後、19年9月期当期損益を従来予想の13億円黒字から7億3400万円の赤字へ下方修正した。主因は第3四半期決算において、16年に取得した子会社のライオン デジタル グローバルについて、のれん及び事業用資産の減損損失として合計18億円1200万円を計上したことによる。営業赤字が続いていた同子会社の処理をしたことは悪材料が出尽くしたとポジティブに受け止められた。更に、未定だった19年9月期配当について、2円(前期も2円)とすることも買い材料となった。

■フタバ産業 <7241>  761円  +70 円 (+10.1%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

フタバ産業<7241>が続急騰、4月23日につけた年初来高値741円を一気に上抜き新高値に買われた。トヨタグループを主要顧客とする自動車用マフラーのトップメーカーで、足もとの業績は会社側の想定を上回る形で好調に推移している。同社は30日取引終了後20年3月期の利益予想の修正を発表、営業利益は従来予想の85億円から95億円(前年同期比39.8%増)に大幅増額した。これがポジティブサプライズとなり、投資資金の流入を誘う格好となった。

■ニューフレア <6256>  7,740円  +590 円 (+8.3%)  本日終値

30日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は赤字縮小で着地」が好感された。

ニューフレアテクノロジー <6256> [JQ] が7月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は0.4億円の赤字(前年同期は18.3億円の赤字)に赤字幅が縮小した。

⇒⇒ニューフレアの詳しい業績推移表を見る

■三和ホールディングス <5929>  1,223円  +92 円 (+8.1%)  本日終値  東証1部 上昇率10位

三和ホールディングス<5929>は後場プラス圏に急浮上。前引け後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高823億8500万円(前年同期比7.5%増)、営業利益6億9600万円(前年同期1100万円)、純利益2億8000万円(同1億3400万円の赤字)と大幅営業増益となったことが好感された。工場向け重量シャッターや、事務所向けビル・マンションドアが好調に推移したほか、間仕切も回復した。また、防火設備の検査報告制度が6月から本格稼働となったメンテ・サービス事業も伸長した。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高4250億円(前期比3.7%増)、営業利益340億円(同7.6%増)、純利益220億円(同5.2%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、600万株(発行済み株数の2.67%)、または50億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は8月1日から11月29日までで、株主還元の充実を図るのが目的としている。

■日本瓦斯 <8174>  3,070円  +218 円 (+7.6%)  本日終値

30日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は93%増益・上期計画を超過」が好感された。

日本瓦斯 <8174> が7月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比93.4%増の30.6億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の14億円に対する進捗率が218.9%とすでに上回り、さらに5年平均の129.7%も超えた。

⇒⇒日本瓦斯の詳しい業績推移表を見る

■日本M&Aセンター <2127>  2,952円  +207 円 (+7.5%)  本日終値

日本M&Aセンター<2127>が3日ぶり急反発となった。中小企業を対象にM&Aの仲介ビジネスを展開、経営者の高齢化と後継者不足を背景に高水準の案件を確保、収益に反映させている。同社が30日取引終了後に発表した19年4~6月期決算は営業利益が前年同期比51%増の38億9600万円と大幅な伸びをみせており、これを好感する形で買いを呼び込んだ。

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