UACJは急反落、20年3月期営業利益予想を下方修正
UACJ<5741>は急反落し年初来安値を更新。1日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を7100億円から6700億円(前期比1.3%増)へ、営業利益を175億円から115億円(同22.7%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
足もとのアルミ地金市況価格が想定より下落しており、棚卸評価関係による悪化が見込まれることに加えて、米中貿易摩擦や中国経済減速の影響がIT材、液晶・半導体装置向け厚板で続くと見込まれることが要因としている。
なお最終利益予想は現在、事業構造改革プランを策定中であり、業績への影響が不透明として、35億円から未定(前期11億1600万円)に修正した。これに伴い、60円を予定していた期末一括配当も未定に修正している。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高1597億5400万円(前年同期比6.9%減)、営業利益13億1100万円(同84.7%減)、最終損益16億1300万円の赤字(前期22億6000万円の黒字)だった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)