話題株ピックアップ【昼刊】:VIX短先物、ワールド、日製鋼

注目
2019年8月6日 11時38分

■VIX短先物 <1552>  10,110円  +1,250 円 (+14.1%) 一時ストップ高   11:30現在

国際のETF VIX短期先物指数<1552>が一時ストップ高。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。5日の米VIX指数は前週末に比べ6.98(39.64%)ポイント高の24.59に急上昇。警戒ラインの20を8カ月半ぶりに上回った。中国人民元は5日に1ドル=7元を11年ぶりに割り込み、人民元安への警戒感が高まった。また、中国政府は米国産農産物の輸入を停止したことも明らかになった。市場には米中対立が今後一段と激化するとの観測が強まっており、VIX短先物に対する物色人気が膨らんでいる。

■オプテックスグループ <6914>  1,416円  +131 円 (+10.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ

オプテックスグループ<6914>が急反発している。5日の取引終了後、80万株(発行済み株数の2.17%)、または10億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これを好感した買いが入っている。取得期間は8月6日から10月31日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行とともに、株主還元の向上を図るのが目的としている。同時に発表した第2四半期累計(1~6月)連結業績は、売上高185億9300万円(前年同期比5.5%減)、営業利益13億1500万円(同49.6%減)、純利益9億2300万円(同52.7%減)と大幅減益となったが、第1四半期決算発表以降株価は下降局面にあっただけに、アク抜け感につながっているようだ。なお、19年12月期業績予想は、売上高400億円(前期比0.3%減)、営業利益34億円(同31.9%減)、純利益25億円(同33.8%減)と7月11日に発表した修正値を据え置いている。

■ワールド <3612>  2,217円  +204 円 (+10.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位

5日に決算を発表。「4-6月期(1Q)税引き前は37%増益・上期計画を超過」が好感された。

ワールド <3612> が8月5日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比36.5%増の84.7億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の56.6億円に対する進捗率が149.6%とすでに上回り、さらに前年同期の120.2%も超えた。

⇒⇒ワールドの詳しい業績推移表を見る

■日本製鋼所 <5631>  1,722円  +49 円 (+2.9%)  11:30現在

日本製鋼所<5631>が5日ぶりに大幅反発している。同社は5日取引終了後に、20年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は69億9200万円(前年同期比0.1%増)となり、上半期計画95億円に対する進捗率が73.6%に達していることが買い手掛かりとなっているようだ。売上高は539億3800万円(同1.4%減)で着地した。樹脂製造・加工機械やフラットパネルディスプレー(FPD)装置が苦戦したほか、前年同期に大型案件の売り上げがあったクラッド鋼板・鋼管が反動減となったことが影響した。一方、利益面では売上原価の減少が寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■図研 <6947>  1,832円  +26 円 (+1.4%)  11:30現在

図研<6947>が続伸している。5日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高60億8200万円(前年同期比7.8%増)、営業利益3億2900万円(同10.9%増)、純利益2億5900万円(同2.3%増)と2ケタ営業増益となったことが好感されている。国内や欧米で主力の電気設計システム「CR-8000」シリーズが堅調に推移したことに加えて、国内子会社のネットワーク関連製品や建築業向け3Dソリューションの販売が大きく伸長したことが業績を牽引。新製品の開発加速で経費が増加したものの、売上高の増加で吸収した。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高278億円(前期比3.8%増)、営業利益29億円(同4.9%減)、純利益21億7000万円(同2.7%増)の従来見通しを据え置いている。

■日本CMK <6958>  488円  -93 円 (-16.0%) 一時ストップ安   11:30現在  東証1部 下落率3位

日本CMK<6958>が急落しストップ安の481円に売られている。5日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を940億円から870億円(前期比3.6%減)へ、営業利益を40億円から20億円(同46.9%減)へ、最終利益を27億円から12億円(同40.4%減)へ下方修正したことが嫌気されている。米中貿易摩擦の影響を受けた不透明な経済情勢から自動車市場が減速していることを背景に、車載向けの販売が計画を下回る見通しであることや、通信関連機器向け、アミューズメント向けの販売も減少する見通しであることが要因としている。また、売上高の減少に伴い、国内生産工場の稼働率の低下が見込まれるほか、東南アジアで増産投資に伴う費用負担も重荷になるとしている。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高213億1100万円(前年同期比3.5%減)、営業利益1億4400万円(同81.0%減)、最終損益7400万円の赤字(前年同期2億3900万円の黒字)だった。

■日立造船 <7004>  336円  -38 円 (-10.2%)  11:30現在  東証1部 下落率7位

5日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は赤字拡大で着地」が嫌気された。

日立造船 <7004> が8月5日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は74億円の赤字(前年同期は57.7億円の赤字)に赤字幅が拡大した。

⇒⇒日立造船の詳しい業績推移表を見る

■マルハニチロ <1333>  2,765円  -250 円 (-8.3%)  11:30現在

5日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は18%減益で着地」が嫌気された。

マルハニチロ <1333> が8月5日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比18.2%減の56.4億円に減り、通期計画の265億円に対する進捗率は21.3%にとどまり、5年平均の27.2%も下回った。

⇒⇒マルハニチロの詳しい業績推移表を見る

■北洋銀行 <8524>  207円  -18 円 (-8.0%)  11:30現在

5日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は41%減益で着地」が嫌気された。

北洋銀行 <8524> が8月5日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比40.8%減の26.4億円に落ち込み、4-9月期(上期)計画の65億円に対する進捗率は40.6%にとどまり、5年平均の46.9%も下回った。

⇒⇒北洋銀行の詳しい業績推移表を見る

■不二製油グループ本社 <2607>  2,970円  -240 円 (-7.5%)  11:30現在

5日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は39%減益で着地」が嫌気された。

不二製油グループ本社 <2607> が8月5日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比39.3%減の34.8億円に落ち込み、通期計画の220億円に対する進捗率は15.8%にとどまり、5年平均の25.3%も下回った。

⇒⇒不二製油グループ本社の詳しい業績推移表を見る

■ユニプレス <5949>  1,529円  -107 円 (-6.5%)  11:30現在

5日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は74%減益で着地」が嫌気された。

ユニプレス <5949> が8月5日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比73.7%減の12億円に大きく落ち込み、4-9月期(上期)計画の64億円に対する進捗率は18.8%にとどまり、5年平均の42.4%も下回った。

⇒⇒ユニプレスの詳しい業績推移表を見る

■浜松ホトニクス <6965>  3,580円  -245 円 (-6.4%)  11:30現在

5日に決算を発表。「10-6月期(3Q累計)経常が9%減益で着地・4-6月期も17%減益」が嫌気された。

浜松ホトニクス <6965> が8月5日大引け後(15:30)に決算を発表。19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の連結経常利益は前年同期比8.8%減の199億円に減り、通期計画の267億円に対する進捗率は74.9%となり、5年平均の75.7%とほぼ同水準だった。

⇒⇒浜松ホトニクスの詳しい業績推移表を見る

■ニッセイ <6271>  1,132円  -75 円 (-6.2%)  11:30現在

5日に決算を発表。「今期経常を22%下方修正」が嫌気された。

ニッセイ <6271> [東証2] が8月5日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は600万円の赤字(前年同期は1億4100万円の黒字)に転落した。併せて、通期の同利益を従来予想の9億5000万円→7億4500万円(前期は7億4500万円)に21.6%下方修正し、増益率が27.5%増→横ばいに縮小する見通しとなった。

⇒⇒ニッセイの詳しい業績推移表を見る

■セリア <2782>  2,454円  -148 円 (-5.7%)  11:30現在

5日に発表した「7月既存店売上高は2.7%減」が売り材料。

7月既存店売上高は2.7%減。

■ノーリツ鋼機 <7744>  1,716円  -103 円 (-5.7%)  11:30現在

5日に業績修正を発表。「上期税引き前を一転90%減益に下方修正、通期も減額」が嫌気された。

ノーリツ鋼機 <7744> が8月5日大引け後(16:30)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益を従来予想の22億円→2億円(前年同期は19.5億円)に90.9%下方修正し、一転して89.8%減益見通しとなった。

⇒⇒ノーリツ鋼機の詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄

なし

●ストップ安銘柄

アグレ都市デザイン <3467>  409円  -80 円 (-16.4%) ストップ安売り気配   11:30現在

リンクバル <6046>  563円  -100 円 (-15.1%) ストップ安   11:30現在

以上、2銘柄

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