大崎電が上げ幅拡大、上期最終利益を上方修正
大崎電気工業<6644>が後場上げ幅を拡大している。午後2時ごろ、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、最終利益を3億5000万円から6億円(前年同期比7.0%減)へ上方修正したことが好感されている。海外における法人税について期初計画との差異が発生していることが要因という。売上高420億円(同17.7%増)、営業利益15億円(同2.3%減)は従来予想を据え置いている。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高202億8700万円(同24.7%増)、営業利益11億5900万円(同92.6%増)、最終利益5億2800万円(同72.7%増)だった。
国内はスマートメーターの取り換え需要がピークを過ぎたほか、価格低下もあって苦戦した。ただ、海外はスマートメーター需要が高まっているオーストラリアで出荷が順調に増加したことに加えて、英国でも通信ハブなどの売り上げが増加。また、中東の案件も大きく寄与して全地域で大幅な増収となり、これが業績を牽引した。
なお、20年3月期通期業績予想は、売上高920億円(前期比12.1%増)、営業利益43億円(同横ばい)、最終利益16億円(同11.4%減)の従来見通しを据え置いている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)