前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年8月8日 5時20分

■フジシール <7864>  2,600円 (-545円、-17.3%)

東証1部の下落率トップ。フジシールインターナショナル <7864> が急反落。同社は8月6日大引け後に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比1.1%増の42.6億円となり、通期計画の155億円に対する進捗率は27.5%に達したものの、5年平均の35.0%を下回った。

■タカラトミー <7867>  1,121円 (-223円、-16.6%)

東証1部の下落率2位。タカラトミー <7867> が大幅5日続落。同社は6日取引終了後に、20年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。営業利益は5億5500万円(前年同期比66.8%減)となり、上半期計画60億円に対する進捗率は9.3%にとどまった。売上高は352億8800万円(同7.9%減)で着地した。「トミカ」や「プラレール」の定番商品や映画「トイ・ストーリー4」関連商品が好調だった半面、バトル専用コマ「ベイブレードバースト」の国内及び韓国での販売が減少したことや海外子会社のキャラクター玩具の販売終了などが影響。また、利益面では販管費がわずかながら増加したことが重荷となった。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■山田コンサル <4792>  1,730円 (-338円、-16.3%)

東証1部の下落率3位。山田コンサルティンググループ <4792> が急反落。同社は6日大引け後に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比84.1%減の0.5億円に大きく落ち込み、通期計画の30億円に対する進捗率は1.7%にとどまり、5年平均の17.6%も下回った。

■サンケン電気 <6707>  1,709円 (-316円、-15.6%)

東証1部の下落率6位。サンケン電気 <6707> が急落し約5ヵ月ぶりに年初来安値を更新。6日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を1780億円から1684億円(前期比3.0%減)へ、営業利益を115億円から58億円(同44.9%減)へ、最終利益を43億円から6億円(同84.9%減)へ下方修正したことがネガティブ視された。中国経済の成長鈍化や米中貿易摩擦の影響が欧米も含めた世界的な景況感の悪化につながり、中国での自動車販売台数の減少が欧米市場にも波及したことで、米国子会社における車載向け製品の売り上げ低迷が継続しているほか、産業機器向け製品についても受注が落ち込んでいることが要因。またこれに伴い、高付加価値製品の販売が減少するとともに、生産拠点の稼働率の低下が利益率の悪化を招いていることも影響するとしている。なお、第1四半期(4-6月)決算は、売上高378億700万円(前年同期比11.4%減)、営業損益7億1600万円の赤字(前年同期25億2900万円の黒字)、最終損益21億3300万円の赤字(同5億6300万円の黒字)だった。

※7日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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