今日の為替市場ポイント:リスク選好的なドル買いは引き続き抑制へ

通貨
2019年8月8日 8時47分

7日のドル・円相場は、東京市場では106円47銭から105円93銭まで下落。欧米市場でドルは106円31銭から105円50銭まで下落し、106円27銭で取引を終えた。

本日8日のドル・円は主に106円台前半で推移か。米国株安は一服したが、米長期金利はやや伸び悩んでおり、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに広がる可能性は低いとみられる。

7日の米国債券市場では株安を意識して30年債の利回り水準が一時、過去最低水準に接近する場面があった。NZ、インド、タイの中央銀行が市場予想を上回る利下げを発表したことが米国債利回りの低下を促した。米国株式が反転したことから、債券利回りの低下は一服したが、世界的な金利低下の流れが短期間で変わる可能性は低いとみられている。

市場関係者の間では「9月に米国、欧州(ECB)、英国、日本、豪州が金融緩和を実施する可能性が高い」との見方が広がっているが、米国金利のさらなる低下はドル安進行の要因になるとの声が聞かれている。トランプ米大統領の利下げ催促はドル安誘導を意図したものとの見方が増えており、為替・金利についてのトランプ大統領の発言には一層の注意が必要だろう。

《CS》

提供:フィスコ

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