外為サマリー:1ドル106円ラインを巡る攻防、中国貿易収支などに関心

通貨
2019年8月8日 10時19分

8日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=106円02銭前後と前日の午後5時時点に比べ20銭強のドル安・円高となっている。

7日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、一時1ドル=105円50銭まで軟化する場面があった。世界景気の減速懸念が続くなか、NYダウが一時589ドル下落したことが影響。米長期金利が低下したことで、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りも流入した。ただ、NYダウや米長期金利が落ち着きを取り戻すにつれてドル円相場も下げ渋り、結局106円27銭前後と前日に比べ20銭程度のドル安・円高で取引を終えた。

東京市場に移ってからは上値の重い展開で、不安定な日経平均株価の動きや時間外取引でNYダウ先物が軟調地合いとなっていることが影響しているもよう。また、前日にインドやニュージーランド、タイが相次いで利下げに踏み切り、世界的な中央銀行の利下げ競争が意識されやすくなっていることでドル買い・円売りが入りにくくなっている面もあるようだ。この日に発表予定の中国7月貿易収支や中国人民銀行が午前10時15分頃に公表する基準値レートを見極めたいとのムードも強く、ドル円相場は106円ラインを巡る攻防となっている。

ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1209ドル前後と同0.0020ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=118円83銭前後と同10銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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