話題株ピックアップ【夕刊】(2):日本新薬、東洋炭素、東急建設

注目
2019年8月8日 15時17分

■日本新薬 <4516>  8,500円  +520 円 (+6.5%)  本日終値

7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は24%増益で着地」が好感された。

日本新薬 <4516> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比23.8%増の65.8億円に伸び、4-9月期(上期)計画の107億円に対する進捗率は61.5%に達し、5年平均の54.3%も上回った。

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■東洋炭素 <5310>  2,059円  +117 円 (+6.0%)  本日終値

東洋炭素<5310>は3連騰。7日の取引終了後、19年12月期の連結業績予想について、営業利益を50億円から58億円(前期比17.3%減)へ、純利益を35億円から40億円(同18.5%減)へ上方修正したことが好感された。売上高は、米中貿易摩擦や日韓の輸出管理問題の影響で、事業環境に不透明感が増していることを受けて、400億円から370億円(同10.0%減)へ下方修正したものの、上期に円安の影響や人件費が想定を下回ったことで計画を上振れした分が上乗せされる見通し。また、引き続きコスト抑制に努めることも寄与するとしている。同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高191億4100万円(前年同期比13.2%減)、営業利益31億5800万円(同24.4%減)、純利益23億300万円(同24.6%減)だった。

■東急建設 <1720>  731円  +40 円 (+5.8%)  本日終値

東急建設 <1720> が急伸。7日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比80.7%増の70億円に拡大して着地したことが買い材料視された。国内の民間建築工事を中心に手持ち工事が順調に進み、28.8%の大幅増収を達成したことが寄与。第1四半期実績だけで通期計画の128億円に対する進捗率は54.7%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■片倉工業 <3001>  1,239円  +65 円 (+5.5%)  本日終値

7日に決算を発表。「今期経常を8%上方修正」が好感された。

片倉工業 <3001> が8月7日大引け後(16:00)に決算を発表。19年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比42.3%増の25.4億円に拡大し、従来の13.4%減益予想から一転して増益で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の26億円→28億円(前期は24.5億円)に7.7%上方修正し、増益率が5.9%増→14.0%増に拡大する見通しとなった。

⇒⇒片倉工業の詳しい業績推移表を見る

■加賀電子 <8154>  1,629円  +78 円 (+5.0%)  本日終値

7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は22%増益で着地」が好感された。

加賀電子 <8154> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比21.8%増の20.4億円に伸び、通期計画の70億円に対する進捗率は29.2%に達し、5年平均の18.1%も上回った。

⇒⇒加賀電子の詳しい業績推移表を見る

■TOKAI <3167>  989円  +25 円 (+2.6%)  本日終値

TOKAIホールディングス<3167>が続伸し新高値。7日に「JPX日経インデックス400」の定期入れ替えが発表され、同社株が新規採用されたことが好感された。一方、同指数から除外された九州フィナンシャルグループ<7180>は新安値となるなど明暗が分かれた。JPX日経400の入れ替えでは新たに31銘柄が採用され、28銘柄が除外された。SMBC日興証券では7日、同指数の入れ替えに伴う売買インパクトリストを作成。新規採用銘柄の買いインパクトが大きな銘柄のトップにTOKAIに挙げたほか、続いて日本マクドナルドホールディングス<2702>、アズビル<6845>、日本新薬<4516>、日本空港ビルデング<9706>などを買いインパクト上位銘柄とした。一方、同指数からの除外に伴う売りインパクトの大きな銘柄として九州FGのほか、日本パーカライジング<4095>、東邦ガス<9533>、ホシザキ<6465>、ニッパツ<5991>などを挙げている。入れ替えに伴うリバランスは29日の引けにかけ実施される見込みだ。

■吉野家ホールディングス <9861>  2,227円  +41 円 (+1.9%)  本日終値

吉野家ホールディングス<9861>は4日続伸で7月17日につけた高値2198円を上抜き年初来高値を更新した。19年4~6月期業績は前年同期実績の1億7800万円の赤字から10億4400万円の大幅黒字化を果たし市場にサプライズを与えた。「超特盛」のヒットに加え、宅配需要の取り込みを収益に反映させ、外食産業の勝ち組との位置づけで継続的な買いを呼び込んでいる。7月の全店売上高は前年同月比5.8%増と引き続き好調で買い安心感がある。更に株式需給面では東証信用残が大幅に売り長、日証金では逆日歩がついており、ミニ踏み上げ相場の様相をみせている。

■NTTデータ <9613>  1,344円  +17 円 (+1.3%)  本日終値

NTTデータ<9613>が続伸。岩井コスモ証券は7日、同社株の投資判断「A」と目標株価1800円を継続した。第1四半期(4~6月)は売上高が前年同期比4.4%増の5272億7600万円、営業利益が同2.4%増の298億3800万円と増収増益だった。製造業向けのIT関連収益が増加していることに加え、同社が開発・運営する国内最大のクレジットカード決済システム「CAFIS(キャフィス)」でのキャッシュレス決済関連収益が拡大した。同証券では、デジタルトランスフォーメーション(DX)に向けたIT投資拡大を追い風に、中長期的な成長が期待できる企業として注目している。20年3月通期の連結営業利益は会社計画と同水準の前期比0.2%増の1480億円を見込んでいるが、21年3月期は今期予想比15%増の1700億円と2ケタ増益を予想している。

■東京エレクトロン <8035>  18,370円  +200 円 (+1.1%)  本日終値

東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連株が反発。前日の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続伸、目先底入れの兆しにあり、東京市場でも前日に売られた半導体周辺株に買い戻しを誘っている。もっとも、米中摩擦に対する警戒感は強く上値を積極的に買う動きにはつながっていない。最近の為替市場におけるドル安・円高基調も向かい風となっている。

■日本マイクロニクス <6871>  791円  -215 円 (-21.4%)  本日終値  東証1部 下落率トップ

7日に決算を発表。「今期経常を37%下方修正、配当も5円減額」が嫌気された。

日本マイクロニクス <6871> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の連結経常利益は前年同期比12.0%減の22.7億円に減った。業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→10円(前期は19円)に大幅減額修正した。

⇒⇒日本マイクロニクスの詳しい業績推移表を見る

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