東京株式(大引け)=76円高と5日ぶり反発、値頃感の買いで堅調推移

市況
2019年8月8日 15時30分

8日の東京株式市場で日経平均株価は5日ぶりに反発。為替相場が落ち着いた動きとなるなか、個別株には値頃感からの買いも流入し全般相場は上昇した。

大引けの日経平均株価は前日比76円79銭高の2万593円35銭。東証1部の売買高概算は11億8706万株。売買代金概算は2兆878億4000円と8日連続の2兆円超えとなった。値上がり銘柄数は1088と全体の50%強、値下がり銘柄数は962、変わらずは99銘柄だった。

前日のNYダウは22ドル安と小幅反落。一時580ドルを超す下げとなったが、引けにかけ急速に下げ渋った。この流れを受けた、この日の東京市場は朝方軟調だったが、下値を拾う動きは強く、売り一巡後は値を上げた。中国・人民元の動向への関心が強く、この日の基準値は市場予想に比べ元高に設定されたことから、ドル円相場が落ち着いた動きとなるなか、日経平均は上昇した。

個別では、韓国向け半導体材料3品目について、一部の輸出を許可するとの報道を受け、アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>など半導体株が高い。トヨタ自動車<7203>やファーストリテイリング<9983>、任天堂<7974>も値を上げた。信越化学工業<4063>や安川電機<6506>が高く、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が値を上げた。JPX日経400に採用されたTOKAIホールディングス<3167>も高い。

半面、世界的な金利低下基調が強まるなか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株は軟調。原油価格の下落で国際石油開発帝石<1605>やJXTGホールディングス<5020>が安い。前日に決算を発表したソフトバンクグループ<9984>は軟調。IHI<7013>や丸井グループ<8252>も安い。JPX日経400への新規採用がなかったシャープ<6753>が急落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2019年08月08日 17時46分

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