ハーモニックは一時10%高、中国関連株の一角に変化の芽を指摘する声も
ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は全般地合い悪に抗して一時10%を超える上昇で4200円台まで上値を伸ばし、マーケットの注目を集めている。同社は精密減速機メーカーで海外では中国向け比率が高く、中国関連株のバロメーターとして位置づける市場関係者も少なくない。同社が前週末9日に発表した4~6月期の営業利益は前年同期比68%減の15億400万円と低調だったが、事前の市場コンセンサスを上回ったほか、「同期間の受注高が前年同月比では大幅にマイナスながら、1~3月期と比較して増勢に転じたことが材料視された」(国内ネット証券アナリスト)という。きょうはSMC<6273>なども前週末の決算発表を受けてアク抜け感から買い戻されており、中国関連株にはやや風向きの変化を指摘する声もある。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)