荏原が大幅反落、精密・電子事業の見通しを引き下げ19年12月期業績予想を下方修正
荏原<6361>が大幅に反落し年初来安値を更新している。9日の取引終了後、19年12月期の連結業績予想について、売上高を5250億円から5000億円(前期比1.8%減)へ、営業利益を340億円から280億円(同13.8%減)へ、純利益を200億円から160億円(同12.4%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
半導体市場の低迷に伴い精密・電子事業の見通しを下方修正したほか、風水力事業のコンプレッサ・タービン分野について、顧客の投資の遅れや為替変動に伴い見通しを引き下げたことが要因としている。また、想定為替レートを1ドル=110円から105円へ、1ユーロ=130円から120円へ見直した。
なお、第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高2480億5500万円(前年同期比1.3%減)、営業利益129億7300万円(同11.9%減)、純利益80億2500万円(同7.4%増)だった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)