話題株ピックアップ【夕刊】(3):ビジョン、LINK&M、JBR

注目
2019年8月13日 15時25分

■ビジョン <9416>  5,340円  +40 円 (+0.8%)  本日終値

ビジョン <9416> が続伸。9日大引け後に発表した19年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比34.4%増の16.7億円に拡大し、従来予想の14.3億円を上回って着地したことが買い材料視された。日本からの出国者数、訪日外国人客数がともに増加するなか、WiFiレンタル件数が伸びたことが寄与。原価効率や作業効率の改善が進んだことも上振れの要因となった。併せて、通期の同利益を従来予想の30.1億円→32.4億円に7.8%上方修正。増益率が20.6%増→30.0%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。同時に9月30日現在の株主を対象に、1→3の株式分割を実施すると発表。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いも向かった。

■新光商事 <8141>  1,840円  +6 円 (+0.3%)  本日終値

新光商事<8141>が続伸。前週末9日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好材料視されている。今回発表の株式分割では、株式の流動性を高めて、より投資しやすい環境を整えることで、投資家層の拡大を図ることを目的としている。なお、効力発生日は10月1日の予定。

■LINK&M <2170>  436円  -100 円 (-18.7%) ストップ安   本日終値  東証1部 下落率2位

9日に決算を発表。「今期最終を一転47%減益に下方修正」が嫌気された。

リンクアンドモチベーション <2170> が8月9日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終利益は前年同期比35.7%減の8.8億円に落ち込んだ。併せて、通期の同利益を従来予想の25.5億円→10.3億円(前期は19.4億円)に59.6%下方修正し、一転して47.0%減益見通しとなった。

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■JBR <2453>  1,179円  -239 円 (-16.9%)  本日終値  東証1部 下落率5位

9日に決算を発表。「4-6月期(3Q)経常は21%減益、今期配当を1円増額修正」が嫌気された。

ジャパンベストレスキューシステム <2453> が8月9日大引け後(16:00)に決算を発表。19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の連結経常利益は前年同期比4.0%増の12.5億円に伸びたが、通期計画の18億円に対する進捗率は69.6%にとどまり、5年平均の80.1%も下回った。同時に、今期の年間配当を従来計画の14円→15円(前期は11円)に増額修正した。

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■パーソルHD <2181>  2,150円  -416 円 (-16.2%)  本日終値  東証1部 下落率6位

パーソルホールディングス<2181>が急落。前週末9日取引終了後に、20年3月期第1四半期(4~6月)決算を発表。売上高が前年同期比4.1%増の2352億1800万円と増収を確保したものの、営業利益が同12.8%減の100億5700万円、最終利益が同17.6%減の54億6600万円と利益面で2ケタ減益に転じたことが失望売りを誘発した。主力の派遣・BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業において構造的な人手不足を背景に需要が堅調に推移したものの、5月の10連休により稼働日が減少したことがマイナスに働いた。豪州地域の業績悪化も響いた。なお、20年3月期通期計画については据え置いた。

■石原産業 <4028>  859円  -161 円 (-15.8%)  本日終値  東証1部 下落率7位

9日に決算を発表。「上期経常を26%下方修正」が嫌気された。

石原産業 <4028> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比51.5%減の10.8億円に大きく落ち込んだ。併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の23億円→17億円(前年同期は49.8億円)に26.1%下方修正し、減益率が53.8%減→65.9%減に拡大する見通しとなった。

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■オロ <3983>  1,958円  -330 円 (-14.4%)  本日終値  東証1部 下落率9位

9日に決算を発表。「上期経常が17%減益で着地・4-6月期も16%減益」が嫌気された。

オロ <3983> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。19年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比17.4%減の5.4億円に減り、通期計画の13.2億円に対する進捗率は41.0%にとどまり、さらに前年同期の55.4%も下回った。

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■武蔵精密工業 <7220>  1,137円  -153 円 (-11.9%)  本日終値

9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は47%減益で着地」が嫌気された。

武蔵精密工業 <7220> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比46.9%減の23.6億円に落ち込み、通期計画の143億円に対する進捗率は16.6%となり、5年平均の20.8%とほぼ同水準だった。

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■OBARA GROUP <6877>  3,025円  -400 円 (-11.7%)  本日終値

9日に決算を発表。「4-6月期(3Q)経常は32%減益」が嫌気された。

OBARA GROUP <6877> が8月9日大引け後(17:00)に決算を発表。19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の連結経常利益は前年同期比5.5%増の76.3億円に伸び、通期計画の99億円に対する進捗率は77.1%となり、5年平均の76.9%とほぼ同水準だった。

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■川田テクノロジーズ <3443>  6,200円  -770 円 (-11.1%)  本日終値

9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は赤字転落で着地」が嫌気された。

川田テクノロジーズ <3443> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は2.6億円の赤字(前年同期は10.3億円の黒字)に転落した。

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■マジェスティ ゴルフ <7834>  188円  +50 円 (+36.2%) ストップ高   本日終値

マジェスティ ゴルフ <7834> [JQ]がストップ高。9日、同社がMBO(経営陣が参加する買収)を実施すると発表したことが買い材料視された。発表によると、支配株主であるマジェスティ ゴルフ・コリア(MGK)が1株195円でTOB(株式公開買い付け)を行う。買い付け価格は9日終値を41.3%上回る水準で本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買い付け期間は8月13日から9月25日まで。TOBが成立した場合、同社株は上場廃止となる見通し。

■明和産業 <8103>  433円  +80 円 (+22.7%) ストップ高   本日終値

明和産業<8103>がストップ高。前週末9日の取引終了後、従来、期末一括12円を予定していた20年3月期の配当予想について、中間44円・期末12円の年56円を実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。前期実績10円に対しては46円の増配になる予定だ。同時に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高359億400万円(前年同期比7.8%減)、営業利益4億8700万円(同24.2%減)、純利益5億500万円(同19.8%減)だった。自動車用などの電池材料や資源関連が低調に推移したことが響いた。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高1600億円(前期比3.5%増)、営業利益23億円(同12.7%減)、純利益23億5000万円(同3.6%増)の従来見通しを据え置いている。

■NCホールディングス <6236>  510円  +80 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値

NCホールディングス<6236>がストップ高。前週末9日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高29億9200万円(前年同期比1.3%増)、営業利益9900万円(同3.7倍)、純利益7800万円(同3.0倍)と大幅増益だったことが好感された。立体駐車装置本体の工事の遅れや太陽光発電設備の納入遅れがあった一方、コンベヤ設備の納入や立駐のメンテナンスが堅調に推移したことが増収に寄与。また、コスト削減への取り組みやコンベヤ新設案件の利益率改善も利益を押し上げた。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高140億円(前期比5.0%増)、営業利益5億5000万円(同21.8%減)、純利益4億5000万円(同26.8%減)の従来見通しを据え置いている。

■ネットマーケティング <6175>  638円  +100 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値

ネットマーケティング <6175> がストップ高。9日大引け後に発表した19年6月期の経常利益(非連結)は前の期連結比25.6%減の4.2億円に落ち込んだものの、続く20年6月期は前期比92.9%増の8.1億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は前期から戦略投資を実施しているメディア事業が、恋愛・婚活マッチングサービス「omiai」の有料会員増加を背景に収益が急回復する。また、主力の広告事業は2ケタ増益を継続する見込みだ。併せて、今期の年間配当は前期比1円増の6円に増配する方針としたことも評価材料となった。

●ストップ高銘柄

ホーブ <1382>  1,449円  +300 円 (+26.1%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

イグニス <3689>  1,070円  -300 円 (-21.9%) ストップ安   本日終値

翻訳センター <2483>  2,008円  -500 円 (-19.9%) ストップ安   本日終値

インパクト <6067>  2,042円  -500 円 (-19.7%) ストップ安   本日終値

アステリア <3853>  651円  -150 円 (-18.7%) ストップ安   本日終値

オープンドア <3926>  2,239円  -500 円 (-18.3%) ストップ安   本日終値

など、8銘柄

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