ビーロット---2Q前年同期比、大幅に増収増益、各セグメントともに好調を維持
ビーロット<3452>は9日、2019年12月期第2四半期(19年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比47.5%増の73.75億円、営業利益が同141.6%増の13.86億円、経常利益が同242.1%増の12.11億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同285.8%増の8.54億円となった。
不動産投資開発事業の売上高は前年同期比32.7%増の52.53億円、セグメント利益は同82.9%増の9.92億円となった。売却件数は4件(前年同期10件)となり、その内訳は、物件種類別では住宅系不動産2件(前年同期4件)、事務所・店舗ビル1件(前年同期3件)、土地-件(前年同期2件)、ホテル1件(前年同期1件)となった。一方、取得した物件数は12物件(前年同期16件)となり、物件種類別では住宅系不動産4件(前年同期7件)、事務所・店舗ビル3件(前年同期3件)、土地(開発用地含む)5件(前年同期4件)、その他-件(前年同期2件)となり、地域別では関東圏8件(前年同期7件)、北海道圏-件(前年同期2件)、九州圏-件(前年同期4件)、関西圏1件(前年同期3件)、中部圏3件(前年同期-件)となった。取得した物件のうち、中部圏3件の内訳は、石川県1件、長野県1件、愛知県1件とった。また、当第2四半期末における在庫数は33件(前年同期33件)となる。
不動産コンサルティング事業の売上高は同30.8%増の8.94億円、セグメント利益は同145.7%増の4.76億円となった。関東圏を中心に案件を重ね、成約件数は11件(前年同期16件)となった。成約11件の内訳は関東圏8件(前年同期10件)、北海道圏1件(前年同期2件)、九州圏-件(前年同期2件)、関西圏2件(前年同期2件)となる。第1四半期より引き続き、分譲マンションの受託販売が好調に推移し、大型の事業用不動産の売買仲介の成約も積み重なり、売上・利益ともに前年同期を大きく上回った。
不動産マネジメント事業の売上高は同250.7%増の14.30億円、セグメント利益は同70.1%増の4.66億円となった。クライアントの所有不動産の管理運営受託件数が77件(前年同期63件)に増加した。管理運営受託の地域別の内訳は、関東圏35件(前年同期28件)、北海道圏24件(前年同期24件)、九州圏15件(前年同期9件)、関西圏3件(前年同期2件)となる。管理運営受託件数の大幅な増加や株式会社ティアンドケイの連結開始、また、2019年4月にカプセルホテル「ナインアワーズなんば駅」がオープンし、売上・利益ともに前年同期を大きく上回った。
2019年12月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比29.8%増の263.00億円、営業利益は同13.0%増の37.38億円、経常利益は同18.6%増の33.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同20.2%増の23.57億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ