ディア・ライフ---1Q売上高80.38億円、記念配当の実施も発表
ディア・ライフ<3245>は9日、2019年9月期第3四半期(18年10月-19年6月)連結決算を発表した。売上高が80.38億円(前年同四半期個別財務諸表比6.6%増)、営業利益が11.32億円(同24.2%増)、経常利益が11.11億円(同20.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が7.63億円(同26.6%減)となった。2018年9月期第3四半期は、連結財務諸表を作成していないため、個別財務諸表との比較を行っている。
リアルエステート事業の売上高は77.58億円(前年同四半期比6.3%増)、営業利益は14.71億円(同24.1%増)となった。同社開発の都市型マンション、収益不動産、アセットデザイン&リセールにより開発適地化した土地において、デベロッパー、不動産販売会社、不動産投資ファンドなど幅広い顧客層の引き合いが順調に進み、当第3四半期累計期間までに15物件を売却した。一方、東京圏エリアでの都市型マンション開発や収益不動産への投資を積極的に進め、32物件の仕入を行った。
セールスプロモーション事業の売上高は2.79億円(前年同四半期比16.0%増)、営業利益は0.51億円(同1.3%増)となった。子会社ディアライフエージェンシーが展開するセールスプロモーション事業は、大手不動産会社を中心としたクライアントからの分譲・賃貸マンションセールスサポート、受付スタッフ、イベントスタッフ等幅広い職種での不動産関連業務の人材派遣案件の受注が堅調に推移した他、新規取引先からの受注も進み、売上高の増加に寄与した。
2019年9月期通期の連結業績目標については、経常利益が前期比2.3%増の30.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.6%減の20.00億円とする期初計画を据え置いている。なお、同社グループの業績は主力事業のリアルエステート事業における不動産の売買動向によっては収益が大きく変動する可能性があり、通期予測については不確定要素が多いことから、合理的に仮定された条件に基づいて算出された「連結業績予想」に代えて、同社グループの連結会計年度の経営目標である「連結業績目標」を開示している。
なお、同日、創業15周年を記念して1株当たり3.00円の記念配当を実施することを発表した。2019年9月期における1株当たり期末配当予想は、普通配当20円に記念配当3円を加え、合計23.00円に修正するとしている。
また、同日、自社株買いを発表した。上限を60万株(発行済み株式の1.53%)または3億円としており、取得期間は8月13日より10月31日まで。資本効率の向上及び株主還元の充実を図るのが目的としている。
《SF》
提供:フィスコ