14日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で反発、貴州マオタイ最高値更新

市況
2019年8月14日 17時02分

14日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比11.66ポイント(0.42%)高の2808.91ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、12.22ポイント(0.42%)高の2942.53ポイントで取引を終えている。

米中対立の警戒感がやや後退する流れ。米通商代表部(USTR)は13日、中国製の輸入品3000億米ドル相当に10%の追加関税を課す制裁措置「第4弾」を9月1日付で発動することに関し、一部品目の課税を12月15日に延期すると発表した。また、中国商務部は13日、米中の高官が通商問題で電話協議したと公表。トランプ米大統領は協議について、「非常に生産的な内容だった」と評価した。双方の電話協議は、今後2週間以内に再び実施する予定となっている。

一方、取引時間中の発表された7月の中国経済統計では、小売売上高や鉱工業生産が大幅に下振れ。米中貿易摩擦を背景に、中国の景気先行きも懸念される状況だ。指標発表後、指数は上げ幅を縮小させている。

業種別では、消費関連株の上げが目立つ。なかでも、白酒(中国の蒸留酒)メーカー大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)は2.5%高の1043.33人民元に上昇し、約6週ぶりに上場来高値を更新した。ハイテク株、医薬品株、自動車株、運輸株、金融株なども買われている。

半面、産金株は安い。中金黄金(600489/SH)が3.7%下落した。農業関連株、不動産株の一角も売られている。

一方、外貨建てB株は値上がり。上海B株指数が0.83ポイント(0.32%)高の260.57ポイント、深センB株指数が8.71ポイント(0.95%)高の924.52ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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