今日の為替市場ポイント:米長期金利低下でドル買い抑制も

通貨
2019年8月15日 8時42分

14日のドル・円相場は、東京市場では106円77銭から106円24銭まで下落。欧米市場でドルは106円47銭から105円66銭まで反落し、105円91銭で取引を終えた。

本日15日のドル・円は主に105円台後半で推移する見通し。米長期金利の低下を意識して、リスク選好的なドル買いが拡大する可能性は低いとみられる。

14日の米国債券市場で10年債利回りは一時2年債利回りを下回った。2007年6月以来となる長短金利の逆転を受けて、市場関係者の間では9月大幅利下げ観測が再び広がった。この日発表された中国の7月鉱工業生産と7月小売売上高はいずれも市場予想を下回っており、特に鉱工業生産はさえない内容だったことから、7-9月期の中国経済の成長率は大幅に鈍化する可能性があるとみられている。

市場関係者の間では、9月は多くの中央銀行が金利引き下げなどを通じて金融緩和を強化するとの見方が広がっている。ただし、世界経済の大幅な成長減速を避けるためには、財政出動による需要創出が不可欠になるとの声も聞かれており、ドイツ、日本、中国などの対応が注目されそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.