注目銘柄ダイジェスト(前場):マーケットE、エードット、GNIなど

市況
2019年8月15日 12時06分

アルテリア<4423>:1322円(+96円)

大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は19.8億円で前年同期比20.3%増益、市場予想は16.5億円程度であったことから、ポジティブな反応が強まっている。上場関連費用の一巡が高い増益率の背景で、独禁法違反の可能性に関するコンプライアンス費用が想定を下回ったことが上振れの主因とみられるが、独禁法違反の可能性による影響が本業面で見られていないことで、安心感が高まる展開のようだ。

スルガ銀<8358>:378円(+15円)

大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表している。純利益は38億円で前年同期比21.7%増益、通期計画に対しての進捗率も36.6%に達している。政策保有株の売却益が主因であり、資金利益やコア業務純益は大幅な減益になっているものの、業績への警戒感は強い状況にあり、短期的な安心感へとつながっている。また、預金残高は3月末比で1%減と下げ止まりつつあることもポジティブに捉えられているようだ。

GNI<2160>:4710円(+375円)

大幅に続伸。19年12月期第2四半期累計(19年1-6月)の営業利益を前年同期比184.5%増の6.81億円と発表している。北京コンチネント薬業有限公司で線維症治療薬アイスーリュイの売上が堅調だったことに加え、グループの主要事業の収益性が向上し、利益を押し上げた。通期予想は前期比33.2%増の7.57億円で据え置いた。進捗率は90%に達しており、上方修正への期待が広がっている。

すかいらーく<3197>:1859円(-57円)

大幅続落。前日に第2四半期の決算を発表、4-6月期営業利益は56億円で前年同期比17.6%増となり、7四半期ぶりの増益に転じている。既存店売上高の伸長、粗利益率の改善などが増益決算の背景に。上半期は同7.5%増となり、通期計画の前期比3.8%減益に対して順調な推移となっている。ただ、先に観測報道が伝わっており、決算数値にはサプライズ限定的、同時に発表した7月の既存店が12カ月ぶりに前年割れとなっていることなどをマイナス視する動きが優勢に。

東エレク<8035>:18400円(-60円)

反落。ドイツの4-6月期GDPがマイナス成長となったこと、長期金利が低下して米国債イールドカーブが逆転したことなどが嫌気されて、NYダウは800ドル超安と今年最大の下げ幅を記録。10年物国債の利回りは2年債の利回りを12年ぶりに割り込んでいる。米国株安を受けて東京市場も全面安、米国市場との連動性が高い同社など半導体関連にも売りが優勢。本日は米国でアプライドマテリアルの決算発表を控えていることも、買い手控えにつながる形になっているようだ。

エードット<7063>:2368円(+215円)

急伸。20年6月期の営業利益予想を前期比52.9%増の2.90億円と発表している。同時に発表した19年6月期の営業利益は52.3%増の1.89億円で着地した。国内に1社、海外に1社の子会社を設立するなど積極的な事業展開で売上総利益率が改善された。3月29日に上場して以来、2期続けて50%以上の増益を確保するとの見通しが好感され、買いが膨らんでいるようだ。

マーケットE<3135>:2155円(+261円)

急騰。20年6月期の営業利益予想を前期比32.7%増の6.00億円と発表している。前期に展開したオウンドメディアが引き続き収益拡大に寄与するほか、買取依頼数が増加すると見込む。同時に発表した19年6月期の営業利益は368.6%増の4.52億円で着地した。農機具・医療機器など専門性が高い商品の取り扱い規模拡大、オウンドメディア運営の収益化や通信領域の伸長が増益に貢献した。

《ST》

提供:フィスコ

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