話題株ピックアップ【夕刊】(3):VIX短先物、キャンディル、くふう

注目
2019年8月15日 15時20分

■VIX短先物 <1552>  9,850円  +810 円 (+9.0%)  本日終値

国際のETF VIX短期先物指数<1552>は急反発。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。14日の米VIX指数は前日に比べ4.58(26.14%)ポイント高の22.10に上昇。米国債市場で景気後退の兆候とされる10年債と2年債の利回りの逆転が約12年ぶりに発生。NYダウも前日比800ドル安と今年最大の下げ幅となった。これを受け、国際VIX短期先物は急伸している。

■キャンディル <1446>  1,550円  +104 円 (+7.2%)  本日終値

キャンディル<1446>は3日続伸で年初来高値を更新した。修理(リペア)サービスに強みを持ち建物の修繕・改修・維持管理などの建築サービス事業を手掛けるが、足もとでは東京オリンピック・パラリンピックに伴うインフラ整備や国土強靭化絡みの大口受注を受けるなど業容拡大している。14日取引終了後に発表された19年9月期第3四半期(18年10月~19年6月)累計業績について、売上高が前年同期比6.8%増の98億6500万円、営業利益が同20.3%増の3億6000万円、最終利益が同2.3倍の2億1500万円といずれも高水準な伸びをみせた。更に、同日に8月31日時点の株主を対象に1株を2株の割合に分割することも発表。同時に、今期年間配当を従来計画の10円から11円(株式分割前換算)に増額しており、これがポジティブサプライズとなり買いを呼び込んだ。

■くふうカンパニー <4399>  939円  +61 円 (+7.0%)  本日終値

くふうカンパニー<4399>が後場一段高。同社が14日取引終了後に発表した19年9月期第3四半期累計(18年10月~19年6月)の連結決算は、営業利益が1億5100万円(18年10月1日設立のため前年同期との比較なし)となった。19年4~6月期に限れば9600万円となり、直前四半期の2600万円と比べ3.7倍となったことが好感されたようだ。第3四半期累計の売上高は30億3000万円、4~6月期の売上高は12億5200万円(直前四半期に比べ14.1%増)で着地。結婚関連事業が堅調だったほか、不動産関連事業では富裕層向け物件の取り扱い件数が伸長した。また同日には、ふくろう少額短期保険(東京都中央区)の発行済み全株式を取得し、子会社化すると発表。株式譲渡日は9月中を予定している。

■ファインデックス <3649>  1,095円  +70 円 (+6.8%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

ファインデックス<3649>が波乱相場のなか売り物をこなし続伸。同社は大規模病院向けを主力に医療用汎用ファイルシステムを展開している。ここ最近は大学病院のシステム投資意欲が復活しているほか、遅れていた中小医療機関のIT化も動き出した。同社は電子カルテ関連の新規案件の獲得やリプレイスが好調で、業績は絶好調に推移している。14日取引終了後に発表した19年1~6月期決算は営業利益が前年同期比4.6倍の2億7300万円と急拡大しており、これを背景に買いが優勢となった。

■レアジョブ <6096>  1,934円  +100 円 (+5.5%)  本日終値

レアジョブ <6096> [東証M]が急反発。14日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比13倍の5100万円に急拡大して着地したことが買い材料視された。英会話学習ニーズが高まるなか、マーケティング強化などが奏功し個人向け会員数が増加したほか、営業体制の強化により法人・教育機関向けも拡大し、26.1%の大幅増収を達成したことが寄与。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の2.29%にあたる10万5000株(金額で1億9257万円)を上限に、8月15日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■エードット <7063>  2,250円  +97 円 (+4.5%)  本日終値

エードット <7063> [東証M]が大幅高。14日大引け後に発表した19年6月期の連結経常利益は前の期比36.9%増の1.6億円に伸びて着地。続く20年6月期も前期比63.5%増の2.7億円に拡大し、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期もセールスプロモーションやPR支援などを展開するブランディング事業で既存クライアントなどの案件受注が拡大し、29.0%の大幅増収を見込む。

■ライドオンE <6082>  1,468円  +61 円 (+4.3%)  本日終値

ライドオンエクスプレスホールディングス<6082>が続伸し年初来高値を更新した。14日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高47億8400万円(前年同期比5.1%増)、営業利益2億6700万円(同6.3倍)、純利益1億6400万円(同10.1倍)と大幅増益となったことが好感された。元号変更や、ゴールデンウィークの長期化に伴う注文件数の増加により、宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」の売り上げが好調に推移。昨年10月のメニュー改定による商品構成の変化で変動費率が改善されたことも寄与した。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高208億2000万円(前期比1.5%増)、営業利益11億5100万円(同11.1%増)、純利益7億3000万円(同9.7%増)の従来見通しを据え置いている。

■オーケストラ <6533>  980円  -298 円 (-23.3%) 一時ストップ安   本日終値  東証1部 下落率トップ

14日に決算を発表。「4-6月期(2Q)経常は40%減益」が嫌気された。

Orchestra Holdings <6533> が8月14日大引け後(15:00)に決算を発表。19年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比0.9%減の2億2600万円となり、通期計画の5億6500万円に対する進捗率は40.0%にとどまり、4年平均の50.5%も下回った。

⇒⇒オーケストラの詳しい業績推移表を見る

■FRONTEO <2158>  269円  -77 円 (-22.3%) 一時ストップ安   本日終値

14日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は赤字転落で着地」が嫌気された。

FRONTEO <2158> [東証M] が8月14日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は4.7億円の赤字(前年同期は2.2億円の黒字)に転落した。

⇒⇒FRONTEOの詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄

グローバルウェイ <3936>  3,010円  +500 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

LCホールディングス <8938>  1,083円  -300 円 (-21.7%) ストップ安   本日終値

UFHD <4235>  1,503円  -400 円 (-21.0%) ストップ安   本日終値

オウケイウェイヴ <3808>  1,505円  -400 円 (-21.0%) ストップ安   本日終値

オークファン <3674>  681円  -150 円 (-18.1%) ストップ安   本日終値

ブイキューブ <3681>  464円  -100 円 (-17.7%) ストップ安   本日終値

など、8銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.