東京株式(大引け)=249円安、米株波乱受けリスク回避の売りかさむ

市況
2019年8月15日 15時44分

15日の東京株式市場は前日の米国株波乱を背景にリスク回避の売りに晒された。日経平均は一時2万100円台まで急落したが、その後は下げ渋った。

大引けの日経平均株価は前営業日比249円48銭安の2万405円65銭と反落。東証1部の売買高概算は11億3861万株、売買代金概算は1兆9862億2000万円。値上がり銘柄数は272、対して値下がり銘柄数は1812、変わらずは65銘柄だった。

きょうの東京市場は大きく売り優勢に傾いた。前日に米10年債利回りが2年債の利回りを下回る逆イールド現象が発生、これが景気後退の予兆として嫌気され、米株市場ではNYダウが800ドル安と暴落、このリスクオフの流れが東京市場を直撃した。外国為替市場ではドル売り・円買いを誘発、1ドル=105円台後半まで円高が進んだことも主力株には逆風となった。ただ、アジア株市場では韓国や香港がプラス圏で推移するなど下値抵抗力を発揮したこともあり、朝方に日経平均は2万100円台まで水準を切り下げたものの、その後は買い戻しや値ごろ感からの押し目買いで下げ渋った。2万円大台割れの危機はひとまず回避された形だ。もっとも、市場参加者は少なく、全体売買代金は2兆円を割り込んでおり、底入れ感には乏しい。

個別では、ファーストリテイリング<9983>が売られたほか、トヨタ自動車<7203>、ソニー<6758>も軟調。ZOZO<3092>も安い。リクルートホールディングス<6098>が安く、三菱商事<8058>も売りに押された。ブイキューブ<3681>、ワイエイシイホールディングス<6298>、マイネット<3928>がストップ安。Orchestra Holdings<6533>も一時値幅制限いっぱいに売り込まれた。エボラブルアジア<6191>、オプティム<3694>も大幅安。

半面、オリエンタルランド<4661>がしっかり、トレンドマイクロ<4704>も高い。富士通<6702>も買いが優勢だった。ベネフィットジャパン<3934>が値を飛ばしたほか、スカラ<4845>、明和産業<8103>なども大幅高となった。ブイ・テクノロジー<7717>、レーザーテック<6920>なども物色人気。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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