ビューティ花壇---19年6月期増収、生花祭壇事業の売上高は3期連続で過去最高を更新

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2019年8月15日 16時31分

ビューティ花壇<3041>は14日、2019年6月期第連結決算を発表した。売上高が前期比4.5%増の58.74億円、営業利益が同88.3%減の0.19億円、経常利益が同81.9%減の0.30億円、親会社株主に帰属する当期純損失が0.05億円(前期は0.77億円の利益)となった。

生花祭壇事業の売上高は、前期比0.1%増の33.69億円と、3期連続で過去最高を更新した。強みである機動力や顧客ニーズへの対応力を活かすべく、関東・四国・九州エリアへ新たに拠点を展開する等、積極的に各施策を実行し、一定の効果が顕在化した労務比率の改善に続き、仕入原価の更なるスリム化等にも取り組んだ。一方で九州エリアにおける売上の減少並びに、上述の新規拠点開設に伴うコスト増加の影響もあり、営業利益は同20.4%減の4.78億円となった。

生花卸売事業は、子会社のマイ・サクセスにおいて、更なる競争力強化を図っており、当期において顕在化した。この結果、売上高は前期比16.6%増の16.49億円となった。前期に引続き、従来の生花卸売事業(国内流通)と生花祭壇事業とのシナジー追求を図りながら抜本的な物流体系の改革へ向けた取り組みにも注力しているが、当第2四半期の後半において輸入卸売部門における利益率が低調に推移し、営業利益は同19.1%減の0.19億円となった。

ブライダル装花事業の売上高は、前期比3.2%減の3.95億円となった。子会社のOne Flowerでは、東京・関西・九州エリアにおける新規顧客獲得と商圏拡大、リテール部門での更なる売上増、及び販管費の圧縮・効率化策を実施しているが、営業損失は0.02億円(前年同期は0.15億円の利益)となった。

その他の事業は、システム開発事業、不動産管理事業、冠婚葬祭に関する企画並びにコンサルタント業務、就労継続支援事業、農業を行っている。当年度は黒字化には至らなかったが、各事業ともに対前期比では総じて堅調に推移し、売上高は前期比6.8%増の4.59億円、一方で当第2四半期より連結の範囲に含めた農業部門における損失の影響により、営業損失は0.23億円(前年同期は0.18億円の損失)となった。

2020年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.1%増の60.00億円、営業利益が同613.6%増の1.40億円、経常利益が同364.1%増の1.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が1.10億円を見込んでいる。

《SF》

提供:フィスコ

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