高金利通貨南アランドの下落要因とは サンワード貿易の陳氏(三井智映子)

経済
2019年8月15日 17時15分

皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。先週の南アランド円は3週連続での下落となりました。今後の値動きはどうなっていくのでしょうか。今回は、南アランドのレポートをご紹介します。

テクニカルマイスターでは、南アランド円の下落要因として米中貿易戦争激化の懸念を挙げており、『米中貿易戦争は、新興国通貨も押し下げ、南アランド円は対円で1月3日のフラッシュクラッシュ時の安値を割り込み、2016年7月15日以来の水準まで下落した』と分析しています。

また、『南アフリカ6月製造業生産は前年比-3.2%、前回+1.0%、予想+1.7%と前回、予想よりも悪い内容』であると示唆しています。南アフリカの国営電力会社エスコムの損失が過去最大となっていることも南アランドの下落要因ですが、『格付け会社ムーディーズは、南アフリカの国営電力会社エスコムについて、資本構造が持続可能でないため、直ちに改善計画が必要との見解を示した』と解説しています。

今週の南アランド円については、『上値の重い展開が続きそう』と考察。その背景について『米中通商協議が難航し、貿易面で中国依存が強い南アフリカにとってはネガティブな状況が続くことになろう』と紐解いています。

加えて、南アフリカ経済については、『格下げ懸念、史上最悪水準の高失業率、国営電力会社エスコムの経営問題、財政悪化などの問題点』が多いと分析しています。

参考にしてみてください。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の 8月14日付「南アランド円、先週の動き・今週の予想」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子

《HH》

提供:フィスコ

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