ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (3) 人気の銘柄はランキングに潜んでいる!
(3)「株探はこう使い倒せ! ランキング機能なら話題の銘柄を素早くみつけられる!」【トップページ】編
◆目配りしたい世界の市場は「指標一覧」でひとまとめ
個人投資家のみなさん、こんにちは! 株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香です。
株を取引していると、株価がある日突然、暴騰もしくは暴落する銘柄が出てきます。「ん?何だろ?」と気付いた時にはすでに大きく値上がりしてしまった後で、「絶好の売買チャンスを逃してしまった…残念すぎる」という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?
株価は日々上昇と下落を繰り返しています。たとえば、企業が決算発表を行ったり、新商品のニュースリリースなどを発表すれば、投資家の思惑や期待を集めて株価が急騰する場合もあれば、材料出尽くしで急落する場合もあります。もちろん、材料がなくても株価が動意づくこともありますが、株価が大きく動いて個人投資家の注目を集めるケースの大半は、何かしらの材料が出ている場合が多いといえるでしょう。
もしくは、銘柄特有の材料がなかったとしても、たとえば米国の代表的な株価指数であるニューヨーク・ダウ(NYダウ)が大幅に下落(上昇)すれば、米国の株式市場の動きに連動して日本の株式市場もツレ安(ツレ高)してしまうのはよくあることです。
私自身、米国経済は世界経済の中心であると言っても過言ではないと考えていますから、以前は夜中遅くまで起きてマーケットの動向を見ては、その動きに一喜一憂していました。しかし、米国の株式市場が目先の株価の動きに多少の影響を及ぼしたとしても、個別銘柄の株価の大きな方向性を変えるのはあくまでも個々の企業が持っている真の力、いわゆるファンダメンタルズだと言えるでしょう。つまり、ファンダメンタルズやテクニカルを破壊するほど株式市場の方向性が変わるような時は、「●●ショック」と言われるほどの深刻な事態であると捉えるべきなのです。
ですから、通常の場合には、株式市場が午前9時に寄り付くまでに、米国の株式市場をはじめとした世界のマーケット全体の動きを確認しておけばよいでしょう。株探はトップページをはじめページ最上部に、代表的な指数である「日経平均」「米ドル円」「NYダウ」「上海総合」が表示されています。たとえばタイトルの「NYダウ」をクリックすれば、株価指数・NYダウのページに移動することができます。
図1 ページの最上部に並ぶ4つの重要指標は毎朝必ずチェック
図2 NYダウ・指標「チャート」ページ
しかし、マーケットに与える影響を正確に分析するためには、多種多様なマーケットの動向を把握し、ファンダメンタルズに変化がないのかを分析しなければなりません。トップページの右カラムの下部にある「【国内】指標」「為替」「【海外】指標」の指数一覧であれば、多様な指数を一度に参考にできますので、こちらを利用したほうが便利でしょう。詳しく見たい指数の名称(青色で表記)をクリックすれば、その指数のページに移動することができます。
図3 右カラムの指標欄でマーケットをさらに多角的に把握
株探ニュース