今日の為替市場ポイント:米中対立長期化を警戒してリスク回避のドル売り継続

通貨
2019年8月26日 8時27分

23日のドル・円相場は、東京市場では106円40銭から106円67銭まで上昇。欧米市場でドルは106円74銭まで買われた後に105円26銭まで反落し、105円42銭で取引を終えた。

本日26日のドル・円は主に104円台で推移する見通し。米中対立の長期化などを警戒して、リスク回避的なドル売り・円買いは継続する可能性がある。

中国商務省は8月23日、米国から輸入する750億ドル相当の製品に対し5%ないし10%の追加関税を賦課すると発表したが、この措置に対して、トランプ米大統領は、「これまでに課している2500億ドル相当の中国製品に対する関税を現在の25%から30%に引き上げる」、「中国製品3000億ドルに課す追加関税第4弾の税率は当初設定の10%から15%に引き上げる」と表明したことから、23日のニューヨーク市場では株安・ドル安・債券高の相場展開となった。

26日早朝のアジア市場でドル・円は節目の105円を下回っており、ドル・円は年初来安値圏で推移している。市場関係者の間からは、「米中対立の長期化は人民元相場の一段の下落を招き、リスク回避の円買いが広がる」との声が聞かれている。一部では日韓関係の悪化もリスク要因(円高)として意識されており、「円高進行を嫌って日経平均株価は今月中に節目の2万円を下回る可能性がある」との声も聞かれている。

《CS》

提供:フィスコ

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